足が反り返っている、先天性の「外反踵足」について

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今回は『足が反り返っている、先天性の「外反踵足」について』をご紹介させて頂きます。

生まれつき「足が外側にねじれる」病気

外反踵足(がいはんしょうそく)とは、足が外側にねじれるように変形した症状の病気です。生まれてすぐの赤ちゃんに見られることが多く、先天性(生まれつき)であるケースがほとんどです。足のねじれは、片方または両方の足にあらわれます。

ねじれの状態は、
(1)足首が外側に反り返る
(2)足裏が外側を向いている
(3)足の小指側が地面から浮いている
といった特徴がかなりはっきり見られます。変形の程度は、子どもによってさまざまです。足がわずかに外側に反っている状態の子もいれば、なかには、足の甲が脛(すね)の前側につくほど反り返った状態で生まれてくる赤ちゃんもいます。

ママやパパは心配でしょうが、外科手術を行うことはほとんどありません。早期に治療を始めることで、完全に矯正できる確率が高い症状です。

赤ちゃんの「お腹の中での体勢」が原因?

先天性外反足は、赤ちゃんがママのお腹のなかで過ごすあいだの「体勢」が大きな原因の1つと言われています。通常、赤ちゃんは、お腹のなかでは体を丸めながら、子宮の壁に足をつけて過ごしています。

そのときに、足首は体側に反らした状態(背屈)で保たれていることが多く、足裏は外向きになっています。赤ちゃんが、ママのお腹で過ごす長いあいだ、背屈の姿勢を続けると、足はいつも反り返るでしょう。やがて、そのままの状態で生まれたことで、赤ちゃんは「外反踵足」と診断されてしまいます。また、赤ちゃんの胎内での異常姿勢によっても、「外反踵足」は起こりやすいと考えられています。

なぜ、「第一子に多い」といわれるの?

先天性外反足は、第一子に多い病気とされています。それは、ママが初産であると、子宮壁に柔軟性が少なく、壁が硬いことで、赤ちゃんが足をつけたときに、足が必要以上に背屈されるためです。そうはいっても、第二子以降でも、先天性外反足として生まれてくる赤ちゃんはいます。しかし、胎内での赤ちゃんの体勢が大きく影響していることは明らかです。

他の原因では、遺伝や、骨、関節、靭帯の異常が挙げられます。しかし、遺伝をはじめ骨などの直接的な関連性は、今のところ詳しくは明らかになっていません。今後の研究に期待が持たれることでしょう。

ほとんどは「自然に治る」

先天性外反足は、産後すぐに医師や助産師から告げられるか、あるいは定期検診で診断が特定されるケースが多いようです。もちろん、自宅で、赤ちゃんの足に異変を感じることもあるでしょう。そのときは、できるだけ早めに「小児科」や「小児整形外科」を受診し、専門医に相談します。

先天性外反足の治療は、症状の程度によって異なります。ほとんどの場合、経過観察といって回復までの様子を見守ることになります。それは、多くの子どもが、2~3歳ごろまでのあいだに自然に治っているからです。ただし、自己判断では心配です。必ず、医師の診断を受けてから、経過観察などの判断に従うようにしましょう。そして、経過の順調さを確認するためには、定期的に病院での診察を受けることが大事です。

「ストレッチ」を毎日行うと効果的

先天性外反足は、症状が軽度であると、足を逆方向に曲げる(伸ばす)などの簡単な「ストレッチ」を医師から指導されることがあります。ストレッチは、赤ちゃんの足を、背屈とは反対の方向、つまり「底屈(正座したときの足の形)」に約5秒間にわたり保つ運動です。

力加減に注意して、ママやパパが1日に2〜3回ほど実施します。オムツ替えなどのタイミングで、赤ちゃんの足をやさしくストレッチしてあげましょう。毎日ていねいに行うことで、効果が得られます。

症状が強く出ているとき、ストレッチの効果が思わしくないとき、4歳を超えても外反踵足が続くときは、ギプスなどで固定して矯正を行います。

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