食後の眠気!「血糖値スパイク」について

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今回は『食後の眠気!「血糖値スパイク」について』をご紹介させて頂きます。

食後が怖い、血糖値の乱高下

血糖値スパイクとは、食事のあとすぐに血糖値が急上昇し、そのあと急降下して正常値に戻る症状です。「グルコース・スパイク」とも呼ばれます。短い時間に、血糖値がジェットコースターのように乱高下するのが特徴で、下記のような症状を感じます。
(1)集中力の低下
(2)強い眠気
(3)眼のかすみ
(4)動機
(5)頭痛

血糖値スパイクの症状を放置しておくと、2型糖尿病になるリスクが高くなり、さらに動脈硬化の進行が早まるといわれています。2型糖尿病は、自覚症状がなく、ゆるやかに発病するため、いつのまにか発症してしまうタイプの糖尿病です。血糖値スパイクは、他にも、脳梗塞心筋梗塞、がん、認知症を引き起こす可能性が心配されます。

健康診断では「発見されない」血糖値スパイク

血糖値は、血液中を流れる「糖分の量」をあらわすもので、数値の高い状態が続くと「糖尿病」と診断されます。大人になってから糖尿病を発症する人は、会社などの健康診断で「血糖値の異常」が発見され、その後に診断が確定するケースが大半です。

一般的に、健康診断は、空腹で検査を受けるものですが、「血糖値スパイク」は食後約30分から2時間ほどのあいだで血糖値が乱高下します。そのため、健康診断では発見が難しく、糖尿病の可能性を見逃すことになるでしょう。さらに、血糖値スパイクは、自覚症状もないのも問題です。

そのままでは「動脈硬化のリスク」が高くなる

気づかずに、血糖値スパイクを放っておくと、糖尿病への発症がきわめて高いだけでなく、心筋梗塞脳梗塞が突然起こるリスクがあります。

血糖値スパイクをくり返し起こすと、細胞から大量の「活性酸素」が発生します。活性酸素は、細胞を傷つける有害物質で、血管の壁を傷つけます。すると、修復に集まった免疫細胞が血管壁を厚くし、血管の内側が狭くなって、血液が詰まりやすくなります。これが「動脈硬化」です。

動脈硬化は、
(1)心臓に負担がかかる
(2)臓器や組織が機能しなくなる
(3)血管が破れやすくなる
といった健康不安が起こります。そして進行すると、心筋梗塞脳梗塞を引き起こすリスクが高まります。

血糖値スパイクを改善する「3つ」の対策・予防

食事を摂ってしばらく後に、集中力が低下したり、強い眠気を感じたりすることが続くようなら、血糖値スパイクの可能性を考えましょう。そして血糖値スパイクは、食生活の工夫によって、解消できることがあります。次の3つを心がけるだけで、血糖値スパイクの改善、そして予防が期待できます。

(1)野菜をはじめに食べる
食事の際、食べる順番を「野菜」→「肉・魚」→「ご飯・パン」に変えましょう。糖質の吸収がゆっくりになり、血糖値の急激な上昇が抑えられます。

(2)1日3回、食事を摂る
朝ごはんを抜くと、昼食の後に血糖値が急激に上昇します。ダイエットなどを理由に食事を抜くのはやめて、軽めでも1日3回決った時間に食事を摂るのが大事です。

(3)食後に軽く体を動かす
食後に体を動かさずにいると、上昇した血糖値が高い状態のまま続いてしまいます。ぶらぶら軽めの散歩や、わずかな体操をするだけでも、血糖値は下がります。体を動かすには「食後すぐ」にはじめるのが効果的です。

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