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今回は『意外と知らない「中性脂肪」と「コレステロール」の違い』をご紹介させて頂きます。

本記事は国分寺内科クリニック(東京都国分寺市)の木村 武史先生にご監修いただきました。

中性脂肪とコレステロールはどう違う?

血中脂質には中性脂肪とコレステロールがあります。中性脂肪は体のエネルギー源で、体脂肪として蓄えられます。

コレステロールは細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料となっています。中性脂肪とコレステロールは別の物質ですが、いずれも過剰に増加すると動脈硬化の原因となります。

中性脂肪が高いとなぜいけないのか

高中性脂肪血症は心筋梗塞などの動脈硬化疾患の原因となります。中性脂肪が著しく高い場合には、急性膵炎のリスクも高くなります。

中性脂肪が高くなる原因は何か

中性脂肪が高くなる原因としては、遺伝子、食習慣の欧米化、運動不足、内臓脂肪型肥満などがあります。

中性脂肪が高くなる主な食事要因としては、摂取エネルギー量、アルコールや糖質(特に果糖)、脂肪の量と質などがあります。

中性脂肪を改善するにはどうしたらよいか

他の病気が原因で高中性脂肪血症をきたすこともあるため、まず原因を調べることが大切です。原因となっている病気があればその治療を行います。

高中性脂肪血症の治療は食事療法や運動療法、禁煙など生活習慣の改善が基本となります。肥満があれば減量が必要です。生活習慣を改善しても良くならない場合には薬が処方されることもあります。

【この記事の監修・執筆医師】

国分寺内科クリニック
医学博士 木村 武史(きむら たけし)院長

◇保有資格
医学博士(東京大学大学院医学系研究科)
日本内科学会認定内科医
日本糖尿病学会専門医
日本糖尿病協会療養指導医

◇医院情報
〒185-0012
東京都国分寺市本町2-2-1 cocobunji EAST 2F

TEL:042-322-1071

診療科目:内科、糖尿病・代謝内科、内分泌内科、健診・予防接種

◇リンク
国分寺内科クリニック公式ホームページ
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