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今回は『美しいスマイルはやっぱり歯から!』をご紹介させて頂きます。

いくらメイクをきっちりしていても、表情が暗いと綺麗に見えません。素顔でも勝負できるのは実は表情。そして、その表情を心から明るくしてくれるのは実は歯なんです。

アメリカ映画に見る歯に対する思い

みなさん、「ロードオブザリング」という映画をご覧になったことありませんか? どんな映画かというと、内容はさておき簡単にいうと、指輪を巡って良き者と悪者が戦うわけですが、その悪者の形態のある部分がとても似通っているのです。それは「歯」なんです。悪者は歯が全部ガタガタ。そして、良き者はみんな笑うとキラりんの歯並び。ハリウッド映画なのでみなさん、矯正している役者さんばっかりだとは思いますが、ここまでわかりやすいたとえはありません。
また、有名な映画「プリティウーマン」でも、この映画で一躍スターダムにのし上がったジュリア・ロバーツが、娼婦としてホテルに呼ばれるわけですが、トイレに行かせて欲しいと言って長い間出てこないので、おかしいと思った客(主人公のリチャード・ギア)は、トイレを無理やり開けます。そこでジュリアがしていたのはデンタルフロスだったのです。客は、薬でもやっているのではと思ったのですが、娼婦であっても歯は大事というわけで、この女性に対する見方が変わったというシーンになっています。学生でお金がないので、仕方なく娼婦をしていた彼女を、レディにするまでの「マイ・フェア・レディ」の現代版のようなお話でした。
つまり、歯を大事にすることは、その人のライフスタイルをも意味するのです。
特に、アメリカでは歯が綺麗イコールお金持ちと言われるくらい、歯へのこだわりは尋常じゃありません。なので、デンタルグッズはやはりアメリカが豊富です。日本でも最近はデンタルグッズ売り場はかなりの数ありますが、アメリカのそれには到底及びません。

歯は磨いても、磨けていないことも

「歯はちゃんと1日3回磨いています」という方多いと思います。今年は高校生の虫歯の罹患率が戦後最低だったとか。いかに、保健所の検診などでの母親への歯科衛生教育が進んでいるかですよね。子供の頃は母親の口うるさい歯磨きコールにしぶしぶ付き合っても、大人になって母親の手から離れた途端、虫歯が…歯肉炎が…となったら、努力した母親もがっかり。
歯は、抜けたら生えてきません。インプラントが保険適応になるのはたぶんずっと先です。歯を守るのは、やっぱり磨くしかありません。
しかし、磨き残しがどうしても出ます。特に歯の重なったところ、奥歯の歯ブラシの届きにくいところなど。歯石もたまりやすく歯肉炎から歯槽膿漏になりやすい部分。歯医者さんで赤い染色で、磨き残しを教えてもらったことありませんか? もしされたことがないようであれば、歯磨き指導を受けてみると良いです。自分の磨き残しがどの辺りが多いのかがわかります。
歯磨きはやはり電動ブラシがオススメです。食べカスなどは力を入れずに小刻みであればあるほどよく取れます。大雑把な磨き方では取れません。そうなると、手磨きより電動の方がはるかに優れています。磨き終わったら、舌ですべての歯の裏を探ってみてください。ざらっとしたらまだ残っています。カスが取れたらきゅっきゅと食器洗いのような感触になります。歯の重なっている部分などは1本磨き用のブラシがあるのでそれを使います。そこまでできて合格!
そして、そのあとは歯間ブラシ、デンタルフロスなどで歯の間を掃除します。
最後はデンタルリンスなどはなくても、うがい薬でいいです。菌を流す感覚でぷくぷくペーを。ここまでして磨いていると言えます。

口角を上げてスマイルを…

SNSを見ていたら、ある男性がつぶやいていました。「好きな女性のタイプは特にないですが、強いて言うと口角の上がっている人かな」だそうです。その口角ですが、年とともに重力で下がってきます。意識して、電車の中や普段の生活で口角をあげるということを意識して続けてみてください。無意識の時が実は怖いのですが、無意識の時こそ、口角が上がるように訓練が必要です。
しかし、実は歯がわるいと、口角もちゃんと上がってくれません。特にさし歯や歯の調子が悪かったりすると左右のほおのバランスも崩れます。ストレスで顎関節症などになると、口角をあげようにも上がらなくなります。

歯は大事です。口角を上げてスマイルすることで、不思議と脳も「あら、嬉しいことがあるのかな、楽しいことがあるのかな」と思います。自らを楽しい気持ちにしていくのです。歯を美しく保つことで、心の底からのスマイルをするようにしましょう。「美」は「歯」からです!

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