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今回は『ターンオーバーを妨げる3大要素を防いで美肌を作ろう!』をご紹介させて頂きます。

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ターンオーバーとは、新しい細胞ができて、表皮の角質に成長し、それが一定の期間で剥がれ落ち、また新しい細胞ができてくるこのサイクルをターンオーバーと言います。人によって違いますが、若い人で28日と言われています。加齢により、そのサイクルは伸びていくようですが、それ自体が悪いことではなさそうです。本当に気をつけなければいけないのはこの3つ!

1 紫外線予防に、日焼け止めは日常的に!

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みなさん、あごの下の皮膚をさわって見てください。どうですか?柔らかくないですか?実はそこの皮膚は、赤ちゃんのときの肌とほとんど変わらないそうなんです。
お顔のお肌も顎の下のようだったら、赤ちゃんみたいなお肌のままいられるのに、そう思わずにはいられません。
また、髪の毛の分け目のあたりと反対側の毛量に差はないですか?
髪も同じ方向に分けていたら、だんだん髪の毛が薄くなってくるから、分ける方向を変えたほうがいいよ、なんて言われますよね。どうも、長年紫外線を浴びたことによる弊害ではないかと言われています。
顎の下は、太陽光線からうまく隠れていますよね。お顔などは、一生懸命日焼け止めクリームを塗っているのにも関わらず、どうしても日焼けしてしまいます。それは構造の問題だとは思いますが、これらのことからもわかるように、お肌のターンオーバーにとって、紫外線は大敵!
シミ・そばかすを作らないための正常なターンオーバーを行うために、紫外線の刺激を避けることが一番です。
冬場でも紫外線はあります。毎朝、日焼け止めを忘れずに塗るようにしてください。夏のように、SPFの高いものを塗る必要はありませんし、洗顔で簡単に落ちるようなやさしい成分の日焼け止めも出ているので、日常に使うようにしましょう。

2 乾燥を防いで、細胞の成長を助けましょう

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冬場の湿度低下、風、暖房などで、お肌が乾燥するシーズンです。乾燥も、お肌のターンオーバーを狂わせる一つの原因です。まだ、細胞が赤ちゃんで、今から成長しようとしている肌が乾燥により未熟な角質が剥がれて、肌がカサカサしたり、剥がれ落ちてきたりします。これによって、ターンオーバーが短くなるということがあるようです。
ターンオーバーが長くなることが、加齢などとイメージが重なり悪いことのように言われていますが、人によって違うことでもあり、それでも新しい細胞が元気に育って、うまく次の細胞に引き継ぐことができるのであればそれでもいいわけです。問題はまだ成長していないときに、外的要因で無理やりターンオーバーさせられることのほうがむしろ肌にとってはダメージが大きいのです。また、肌も目の周りと、頬では、表皮の層の数が違います。目の周りは層が薄いので、ターンオーバーも早くなります。そのため、スキンケアのときに、「目の周りは、優しく」というのは、表皮が弱いせいなのです。そんなふうに、弱い表皮にならないためにも、保湿をしてあげましょう。

3 くすみの原因は酸化!

お肌も焦げますし、錆びます。活生酸素という言葉を最近よく聞くと思います。なんだか、言葉だけ聞くと体に良さそうな気もします。しかし、実はこれが体の不調や病気・老化の原因の9割を占めるようです。紫外線や乾燥も、この活性酸素が大きく関わっています。くすみ、たるみなども、酸化が原因と言われています。活性酸素は体の免疫力をあげるためにも必要なものなのですが、紫外線やその他のことに多大な影響を与えるのです。例えばシミの原因のメラニンを増やし、お肌の弾力のもとコラーゲンを少なくするという、美肌には大敵な厄介なものなのです。
本来人間には、活性酸素の発生を抑える抗酸化力も備わっているのですが、その力はやはり若いほど強く、年齢とともに弱まってきます。
活性酸素が増える原因は、紫外線の他にも、運動や呼吸、ストレス、飲酒、タバコなどが挙げられます。つまり普通に生活しているだけでどんどん増えていくのが活性酸素なんです。
では、どうしたらその活性酸素を防げるでしょうか?
まずは、お酒やタバコという生活環境を変えてみる、先ほどの「紫外線」と「乾燥」からお肌を守り、外からの刺激で活性酸素を増やすのではなく、体の中から抗酸化物質をつくることが必要になります。それには、ビタミンCや、βカロテン(ビタミンA)、ビタミンE、亜鉛、カテキンなどがいいとされています。果物、緑黄色野菜、豆類などに豊富に入っているので、毎日の食事に取り入れるのがベストです。

紫外線、乾燥、酸化の対策をするだけで、お肌年齢も変わってきます。ちょっと知っているだけで違ってくるので、頭の片隅に入れておいてくださいね。