総合内科専門医として昨今、医療は複雑に専門分化されています。大きな病院では、高血圧は循環器内科、食道炎は消化器内科などと別々に診療し、それぞれ投薬や検査をしています。同じ内科でも、症状により別の専門内科にかかってくださいと言われたりもします。一つ一つの"病気"ではなく、一人一人の"患者様"とじっくり向き合うことで、総合的に継続した診療をしていきたいと思います。また、総合内科では、1つの症状をあらゆる方向で診察し、患者様を総合的に診察いたします。何科を受診したらよいかとお悩みの方もご遠慮なく受診してください。老年病専門医として高齢者は、一人の患者様が多くの疾患、問題点を抱えています。症状のたびにいろいろな科を受診し、お薬がいつの間に10種類以上も増えていたということもあります。お薬の副作用が出やすいのも高齢者の特徴であり、ご相談に応じていきます。病気だけに焦点を当てるのではく、患者様全体の状態を把握し、何を最優先に治療していくべきか。それにより、それぞれのライフスタイルに沿って心身ともに元気で暮らせるようお手伝いできればと思います。糖尿病専門医として近年、糖尿病・糖尿病予備軍の患者様は増加傾向にあります。糖尿病は痛くもかゆくもないのですが、放っておくと失明、透析、しびれなど全身状態が悪化しライフスタイルに影響を及ぼしていきます。的確な診断・治療でこれらは予防することができます。早期の診断・治療で、長続きできるような診療を心掛けたいと思います。糖尿病専門医総合内科専門医として、糖尿病とその合併症を把握する、老年病専門医として、高齢になるほど増える糖尿病と向き合う、それぞれの専門性をリンクさせながら、診療を心掛けていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
内科は、身体の内部にある臓器や系統に関する疾患を診断、治療する医学の分野です。内科医は、成人や高齢者を対象に、糖尿病、高血圧、心臓病、肺疾患、消化器疾患、腎臓病、神経疾患など、幅広い病気を治療し、患者の症状を調べ、検査を行い、診断を確定し、治療法を提案します。また、患者に健康維持のアドバイスを行ったり、予防接種を勧めたりすることもあります。内科は、医療の中でも特に基礎的な役割を果たし、患者を総合的に診る医学の分野と言えます。
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一般社団法人 日本内科学会
高脂血症外来は、血液中の脂質(脂肪)が高い状態を指す高脂血症の患者に対して、適切な診断と治療を提供する診療科です。高脂血症は、中性脂肪、コレステロール、リポタンパクといった血中脂質の量が正常値を超える状態を指し、動脈硬化や心血管疾患のリスクを増加させることが知られています。
高脂血症外来では、患者の状態に合わせて、脂質異常症の種類や程度を詳しく調べ、総コレステロール、HDLコレステロール、LDLコレステロール、中性脂肪、アポリポ蛋白などの指標を確認します。その上で、適切な食事療法や運動療法、薬物治療などのアプローチを提供し、脂質異常症を改善していくための治療プランを作成します。
高脂血症外来では、患者が正しい知識を持ち、生活習慣の改善に努めることが大切です。高脂血症を持っている人は、適切な治療とともに、バランスの良い食生活や運動、禁煙などの生活習慣の改善を心がけることが、脂質異常症の改善や心血管疾患の予防につながります。
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