当センターは、千葉県全域を対象とする高度救急医療と災害医療の拠点として、旧千葉県救急医療センターの理念を受け継ぎ、「命を守る最後の砦」としての役割を担っています。
交通事故や急性心筋梗塞、脳卒中、多発外傷など、生命に直結する重篤な症状の患者さんを24時間365日体制で受け入れ、医師・看護師・臨床工学技士など、多職種のチームが連携し、迅速かつ高度な診断・治療を行うことで、1分1秒を争う状況での救命に取り組んでいます。さらに、県内の救急医療機関や消防・救急隊と情報を共有し、重症患者の搬送や広域的な医療連携においても中心的な役割を担っています。
災害医療においては、地震や風水害など大規模災害の発生時に、基幹災害拠点病院として、県内外の医療機関や行政、消防・警察などと連携し、医療チームの派遣や受け入れ調整、医療資器材の管理・提供を行い、被災地の医療支援にも対応しています。さらに、平時から定期的な訓練や研修を重ねることで、いざという時にも迅速かつ的確に対応できる体制を維持しています。
令和5年からは、旧千葉県精神科医療センターとの合築により、心と体の両面から支える新しい医療体制が始まりました。救急医療と精神科医療が同じ施設内で連携することで、精神的なご負担により緊急搬送された方や、災害時に心のケアを必要とする方々にも、より迅速かつ的確な対応が可能となりました。命と心の両方に寄り添う、包括的な医療の実現を目指しています。
医療を取り巻く環境は、自然災害や感染症の流行、社会の変化などにより、日々大きく変化しています。その中でも、私たちは「人命を守る」という使命を胸に、県内の医療機関や消防・救急、行政、地域のみなさまと力を合わせ、信頼される医療拠点であり続けられるよう努めてまいります。今後とも、当センターの取り組みに温かいご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。