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調布レディースクリニック

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病院紹介

婦人科一般

女性には月経をはじめ妊娠、出産、閉経、更年期などの生理現象があります。また女性の体は膣、子宮を経て卵管から腹腔内に開口しているため、性行為などを原因として、外部から病原体が侵入しやすい構造になっています。

子宮、卵巣など女性器に関する出来物や感染症、ホルモンに関する病気を専門的に診断、治療を行うのが婦人科です。
近年は子宮頚癌にかかる20歳代から30歳代の女性が増えております。検診を定期的に受けることも重要ですが、さらに子宮頸癌予防ワクチン(HPVワクチン)を接種して積極的に子宮頚癌の予防を行うことも出来ます。ワクチンについてもお気軽にご相談下さい。

病気と症状
婦人科で診察する主な病気には 子宮膣部びらん 子宮内膜症 性行為感染症 骨盤腹膜炎(卵管炎) 子宮筋腫 子宮頸管ポリープ 子宮頸ガン 子宮体ガン 更年期障害 不妊症 月経不順などがあります。

しかしこれらの病気は気軽に相談しにくく、また初期の自覚症状がないものもあり、そのため病気を進行させてしまうことにもなります。進行すると完治が困難なばかりでなく、不妊症の原因や生命にかかわることもあります。

不正出血やおりものの異常などの症状がある場合は早めに診察を受けることが必要です。腹痛、腰痛、貧血などがあり、内科や外科で診察を受けても原因が分らないような場合はぜひ婦人科で相談することをお勧めいたします。
 
 

妊婦検診

妊娠を望む人も、望まない人も「もしかしたら!」と思ったらすぐに検診を受けましょう。市販の検査薬による検査もできますが、検査ができるのは月経開始予定日の約1週間後からです。早過ぎると検査薬が妊娠ホルモンを感知できず、正しい結果が得られません。

妊娠検査薬で陽性が確認できたら、次に医師の診察を受けて正確な診断を受けましょう。子宮外妊娠などの異常妊娠の場合は迅速な診断と治療がなされないと危険な状態に陥る場合があります。

妊娠を希望する人は、胎児の成長が順調であるかを確認するだけでなく、良い出産のために現在の身体の状況(感染症の有無など)を知ること(妊婦検診)が必要です。母親となるための今後の生活についての心構えを持つことも大切です。


 
 

婦人科ガン検診

婦人科のガンには子宮頚ガン・子宮体ガン・卵巣ガン・などがあります。婦人科のガン検診は、子宮の入り口付近(膣部)や子宮の奥(体部)の細胞をとること(細胞診)などにより検査します。卵巣にできる卵巣ガンに対しては、超音波診断装置などを用いた検査が有効です。

初期の自覚症状がないこともあります。特に卵巣ガンは発見されたときには進行癌であることが多いため、定期健診が大切です。

このような症状がある方は病院へ
・不正出血
・月経の異常(月経血が増えた)
・おりものの異常(茶色いおりもの、水っぽいおりものなど)
・下腹部痛、腰痛

 
 

人工妊娠中絶

妊娠継続を希望されない人に対して、妊娠12週未満の方を対象に人工妊娠中絶手術を行っております。12週以降の方は当院では手術が行えない為、近隣の医療機関へご紹介させていただきます。
当院では、安全に手術を行うため子宮頚管拡張という前処置を行ってから手術を行っております。手術時は麻酔薬のほか鎮痛剤も使用し、極力痛みを感じないよう配慮しております。
手術は日帰りで受けることが可能であり、また、患者様のプライバシーにも十分配慮しています。

人工中絶は21週まで
妊娠の進み具合は「妊娠週数」とよばれ、最後の月経の初日は 0週です。
月経周期が28日間隔であれば、月経予定日は 4週目になります。ただし、普段の月経と妊娠した時の月経周期が異なる方も珍しくないので、最終的には医師の診察により妊娠週数が判定されます。
妊娠11週までは比較的胎児が小さい為、人工妊娠中絶術による妊娠中断が可能です。病院にもよりますが、12週以降、特に妊娠中期になりますと手術による中絶が出来なくなりますので、専用の薬剤を使った中絶術となります。
そして、妊娠22週以降は万が一妊娠継続を希望していなくても法律によって人工中絶が禁じられております。
 
 

不妊相談・検査

不妊症について
不妊症とは、一般に2年間避妊せずに夫婦生活を送ったのに妊娠しない状態をいいます。現在では約10組に1組のご夫婦がこの悩みを持つと言われています。

不妊症の原因は女性側の原因が1/3、男性側の原因が1/3、原因不明が約1/3と言われています。原因が明らかであればそれに応じて治療も適格に行うことができますので、まず検査を受けて頂くことが大切だと思われます。結婚年齢が高年齢の人では、不妊症と診断される2年を待たずに検査を始められるのもよいでしょう。

不妊症の検査
女性側の検査は主に基礎体温表を基に検査を進めていきます。全身状態やホルモン分泌に問題がないか血液検査で調べます。STDのなかのクラミジア感染不妊症の原因になる場合がありますので血液検査で確認をします。超音波検査を用いて子宮や卵巣に腫瘍(しこり)などの異常がないか調べたり、また排卵が起こっているかどうかを調べます。妊娠の成立には卵管という卵の通り道が不可欠ですので子宮卵管造影検査によって通っていることを確認します。一連の検査が終了するのに2ヶ月ほどかかります。

男性側の検査は精液検査を行います。精液中の精子の数や運動率、奇形率などを調べることで自然妊娠が可能であるか判断をします。

当クリニックの不妊症治療
検査の結果をもとに患者様と相談の上治療方針を決めてゆきます。当院での治療はタイミング指導を行います。必要に応じて排卵誘発剤やホルモン治療も行います。体外受精が必要と考えられる方には専門の病院へご紹介させていただきます。検査に不安や疑問のある方には不妊相談もお受けします。お気軽にご相談ください。
 
 

更年期相談

更年期とは性成熟期と老年期の間で閉経前後の数年間(45〜55歳頃)をいいます。早い方で40歳くらいに始まり、遅い人でも50歳半ばには終わります。卵巣からのエストロゲン分泌が減少することによって発症します。また家庭内の問題による精神的な不安も原因のひとつと考えられています。

決して病気ではありませんが、ある一定期間に不快な症状(のぼせ・疲労感・不眠・不安など)がみられます。

治療にはホルモンを飲み薬によって補う方法(HRT)や漢方薬を症状に応じて使用します。更年期には骨粗鬆症・高脂血症などにも注意が必要です。不眠、不安感など精神的症状に対しては、精神安定剤や睡眠導入剤を使用することもあります。
 
 

性感染症(STD)

不特定多数のパートナーとの性交渉などにより若い女性を中心に性感染症が蔓延しています。性感染症の知識の乏しさや性に対する意識の変化が原因といえます。
性感染症の治療が遅れると様々な病気への引き金となってしまいます。たとえばクラミジアに感染すると不妊症や子宮外妊娠の原因となりますし、HIV(エイズ)の感染率が5倍になるといわれています。B型肝炎やC型肝炎も性行為により感染します。
これらの病気は大切なパートナーとの信頼関係を失うばかりか自らの人生にも大きな損害を与えてしまいます。自覚症状がなくとも思い当たることがあれば検査をおすすめします。
主な性感染症
クラミジア感染症
感染後水溶性のおりものや軽い生理痛のような痛みがある物もありますが、無症状の物も多く、骨盤内腹膜炎や不妊症の原因にもなります。早めの検査、治療が大切です。
淋病
クラミジア感染症と似ていますが、女性の症状が軽いため、気づかずにいると淋菌性膣炎・子宮内膜炎・卵管炎を発症し、激しい下腹部痛や発熱を引き起こします。パートナーの自覚症状で発見されることもあります。
自覚症状がない潜伏期間が長く続き、知らぬ間に多くの人に感染させる恐れがあります。
ヘルペス感染症
感染後、外性器に水疱ができ、痛み・発熱の症状が出てきます。ひどくなると、排尿時に激しい痛みあり、太腿の付け根のリンパ腺が腫れたり、高熱が出ることもあります。
尖圭コンジローマ
感染後、米粒・小豆粒くらいのイボ状のものが肛門の周りや膣口、小陰唇の内側にできます。この初期症状では痛みがほとんどありませんが、症状が進行していくとイボ状のものが増殖し、かゆみ・不快感などが出てきます。
カンジダ膣炎
チーズのような、またはお粥状の白いおりものが大量に発生します。外陰部のかゆみ・排尿時の痛みを伴います。
トリコモナス膣炎
トリコモナス原虫が寄生して起こります。おりものの色や臭いが変化したり泡状のおりものが出ることがあります。まれにお風呂やトイレの便座からうつることもあります。

SEXで感染する以外に血液でも感染する病気
・ウィルス性肝炎
・梅毒
・HIV感染症(エイズ):東京都では1日約1名の感染が見つかっています。
 
 

低用量ピル/緊急避妊ピル

低用量ピル(OC)
OCは卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類の女性ホルモンを含んだ薬です。OCを服用すると通常、排卵が起こらなくなります。その他子宮の頸管粘液分泌が抑えられるため、子宮の入り口は閉ざされた状態で精子が進入しにくくなっています。また万一排卵があり、受精した場合でもピルの作用により子宮内膜が薄くなっていて、受精卵が着床しにくくなっています。
このように複数の段階で働き、確実な避妊効果を示します。OCの避妊効果は使用を中止すると速やかに消えますので、望むときに妊娠するための方法とも言えます。

利点(副効果)
・規則正しい月経
・月経痛の改善
・月経量が減る
・ニキビ、多毛症の改善
・卵巣ガン、子宮体ガン、乳房良性疾患にかかるリスクが減る

主な副作用
・吐き気
・頭痛
・不正出血など

これらの副作用は大体3ヶ月以内におさまります。
OCは世界中で約1億人の人に服用されていますが、その方の状態によっては、ごくまれに服用できない方もいますので必ず医師にご相談ください。

緊急避妊ピル
緊急避妊ピルは避妊を行わずに性交渉をした場合に服用するピルです。受精卵は着床に約1週かかると言われています。この着床する前に服用することで妊娠を防ぐことができます。

この薬は性行為後72時間以内に飲む必要があります。OC同様に医師の処方が必要です。薬の種類によっては吐き気、嘔吐の副作用がありますので、吐き気止めも一緒にお出ししております。

当院では緊急避妊薬ノルレボ錠も取り扱いをしております。
 
 

漢方治療

「漢方」の歴史は古く、中国において数千年の年月をかけて患者様の症状に合った生薬の組み合わせが作られたことが始まりです。 それをもとに、現状に合わせて発展させたのが現代の漢方薬です。

漢方薬は、薬として効くことが知られていた生薬(自然の植物や動物、鉱物など)をいくつも組み合わせた、副作用の少ない、安心して飲める薬です。

当クリニックでは、煎じ薬が持ちやすく飲みやすく加工されたエキス剤を保険診療により処方しています。
心身の歪みを調整し、自律神経と内分泌(ホルモン)バランスを補正するというのが漢方治療の目指すところです。

漢方は、病気を生体にそなわる自然治癒力(体質に負うところが多い)と生体を侵そうとする勢力との対決と考えました。
従って体質的と考える半健康という病状は、漢方治療の得意とするところです。冷え、のばせ、肩こり、月経困難症、更年期障害、不妊症、自律神経失調症、体力増強等にも漢方治療の有効性が認められています。
病名で診断することだけでなく、患者様一人ひとりの体質や病気の状態を見極めながら最適な漢方薬を使い分けていく、いわゆる「オーダーメード」の治療と言えます。

また、新薬(西洋医学の薬)に漢方薬を加えていろいろな症状にうまく対応させたりするなど、漢方薬を中心に治療した場合でもお互いの長所を活かす治療法を取り入れています。
 
 

プラセンタ療法

プラセンタは胎児の発育に欠かせない組織です。 ここから抽出されたのもがプラセンタエキスです。その効果は全身の器官、組織の細胞を刺激し、新陳代謝を活発にさせます。その結果、病気に対する抵抗力や治癒力を高めるのです。さらに体の酸化を抑制しますので、老化防止の効果も期待できます。
当院では注射及び医療機関専用内服剤(サプリ)を扱っております。尚、プラセンタ療法は自費となります。

作用・効果
こんな方におすすめ
・月経困難症、更年期障害、生理不順
・疲れがとれにくい、疲労をはやく回復させたい
・ニキビ、吹き出物ができやすい
・肌荒れやシミができやすい
・冷え性、肩こり、腰痛、血行循環不良
・アトピー、アレルギーの改善
・老化を予防したい

プラセンタエキスの薬利作用
血行促進、抗炎症、抗アレルギー、肉芽形成促進、強肝、抗疲労、活性酵素除去、自律神経調整、抗貧血、体質改善、免疫活性化、色素沈着防止、老化角質融解、保湿作用等

疲労回復や滋養強壮だけでなく、抵抗力の増加や、美容効果にも優れています。
 
 

ピアス

ピアスホールをピアスショップや自身で開けると、化膿などのトラブルを引き起こすことがあります。
安全で信用のできる医療機関で行うことをお勧めします。

当院では医療用具として完全滅菌された厚生労働省の認可を受けたピアスを使用しています。ピアスホールの処置は一瞬で終わりますので、出血もなく、わずかな痛みですので麻酔は必要ありません。
しかし特に痛みが不安な方には局所麻酔をご用意していますので、お気軽にご相談下さい。
 
 

ブライダルチェック

ブライダルチェックとは、これから結婚を予定している人が結婚後に妊娠・出産の妨げとなるような病気(例えば子宮筋腫、子宮内膜症など)の心配はないか調べる検査の総称です。

婦人科系の病気にかかる若年女性が増えている近年、ブライダルチェックは結婚前の準備としてかかせないものの1つとなってきています。

結婚生活を控えた女性にとって、ご自分の健康状態を知る事は生涯のパートナーに対する思いやり、責任の問題だけではなく、ライフプランを決める上で非常に重要なことです。
特に、感染症についてはご夫婦間の感染だけでなく、不妊や母子感染(胎児への感染)を予防する意味もあります。

当院での検査内容及び費用について

Aコース 貧血や肝機能などを調べる血液検査+感染症検査
(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、クラミジア)
15,000円
Bコース Aコース+子宮頸癌検査+超音波検査
(子宮と卵巣を詳しく調べます)
30,000円

検査は痛みを伴わず、10〜20分程度で終わります。  
この他にも血液型、風疹検査などオプションで調べる事が出来ます。
問診の際にご相談ください。
約1週間後に来院していただき、検査結果を確認します。