最近の医療のレベルは以前に比べて飛躍的に進歩してきています。循環器の分野でも欧米諸国から毎年多くの臨床研究が発表され、大きく変貌してきています。高血圧治療も単に血圧を下げるだけの治療ではなく、その人の持っている合併症や血圧変動パターンから、よりきめ細やかに状態を把握し、その状態にあった薬剤を選択するようになってきています。
1980年代には治療すべきと思われ、実際に治療してきた不整脈のいくつかは、1990年代に入り、治療する必要がないことも分かっています。
また、心不全治療においても、以前には使用してはいけないことになっていた薬が、現在は心不全治療薬として使用されているものもあります。
当院ではこの医療の進歩に後れることなく、新しい医療を提供するために循環器内科としての専門性を持って診療しています。
また、日頃の診療の成果を研究会や学会で発表し、専門医間の関係を深めることにより、より患者さまにあった診療をめざしています。