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医療法人社団 敬水会
江戸川橋鈴木クリニック

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ブログ

iPS細胞

成人の腎臓の細胞からiPS細胞が作成できるようになったという論文がありました。どのように応用できるのかはまだわかりませんが、今までは病気の腎臓をいただいて作っていたようです。今回は18歳の男性の腎臓から作ったというのと、尿からつくったという内容の論文が2つ続けてオーストリアの先生方の結果でした。尿には結構腎臓の細胞が入っているのは昔から知られていましたし、私もやろうとしたことがありました。鎮痛薬を飲んだりすると尿の細胞の量がぐっと増えて、集めやすいよとかUSAのさる友達がいってました。(なので、薬は本当は腎臓にいいものじゃないのかもしれません。)昔は、集めて細胞を培養しても一ヶ月で死んでしまいます。いまでもそうですが、いまは遺伝子をその間に組み替えると死なない細胞ができるということです。
 透析になる前に、尿からその人のiPS細胞を作っておいて、透析で、尿毒素をとってから、再生医療を行うというストーリーになるのでしょう。やはりどこで、どうやって腎臓を作るのかが壁なんだろうと思います。