医療法人社団 敬水会 江戸川橋鈴木クリニック のブログ

公式情報
Web予約対応
マイナンバーカード保険証対応
専門医在籍
ブログ公開中

オンラインHDFについての解説

メールをいただいて、オンラインHDFについての簡単な解説などあるかと聞かれました。実際のところでは日本語ではないとお答えするしかないかもしれません。いくつかの専門書にはそのことが書かれています。例えば、2006に出版された、Handbook of Dialysis (4
版)は一版から読んでいる本のひとつですが、訳された本があると思います。そこでは、生命予後にいいことのほかに、透析中血圧が下がりにくく楽である、残腎の保護作用がある、炎症反応が低くなる、貧血がよくなる、低栄養が改善される高脂血症がよくなるアミロイドがとれるということが書いてあります。ビタミンCが抜けるということも書いてあります。もし英語でもよろしければNature, Nephrology practice という有名な雑誌に、昨年始めた先生が書いています。いまは、この先生の影響かヨーロッパの80%はオンラインHDFになっていると学会に出席された先生からお聞きしました。
あと、松江腎クリニックでは以前からオンラインHDFに取り組んでいらっしゃるので、HPにいろいろ書かれていると思います。私はこの方法を自分の透析室に取り込んでから、4年がたちますが、生命予後はともかく、確かに循環器系、ホルモン系、アミロイドなど、上記にあることが改善されているということは確かです。
確かにわかりやすい解説書などがあるといいのですが、日本では保険診療で、医療費が抑制されていることや、何処でもすぐにできるわけでもないので、すべての患者様に提供できるわけでもないということで、なかなか広がっていきません。つまりよい方法だと認めるためには大学など研究機関での公正な判断が必要なのですが、大学の施設にオンラインHDFを常備しているところがないということがまず障害になります。そして、保険点数で、特に優遇されているわけではないので、設備投資の費用をかけてもやるというわけにもいかないことで、広がらないと思います。またCAPDとオンラインHDFを組み合わせる方法もいい方法だと思いますが、まったく認知されていません。だんだんこのようなブログからでも皆さんに認知されると喜ばしいのですが。

江戸川橋鈴木クリニックの近隣の医療機関

他の条件で医療機関を探す

最近閲覧した病院

医療機関の方へ

当サイトではお電話での対応を行っておりません。掲載についてのご連絡等は以下のページをご参照ください。
《掲載情報についてのご注意》

掲載の医療機関情報は、ティーペック株式会社および株式会社イーエックス・パートナーズが独自に収集、調査を行ったものを基に構築しております。出来るだけ正確な情報掲載に努めておりますが、掲載内容を完全に保証するものではありません。掲載されている医療機関へ受診を希望される場合は、事前に利用者の方々にて必ず該当の医療機関に直接ご確認ください。当サービスによって生じた損害について、ティーペック株式会社及び株式会社イーエックス・パートナーズではその賠償の責任を一切負わないものとします。
※お電話での対応は行っておりません

必ずご確認下さい
病気や症状に関するご相談や各医療機関への個別のお問い合わせなどは受け付けておりませんので、あらかじめご了承ください。