短時間透析
またニューイングランドジャーナルという週刊誌に“短時間透析”という題名で論文がでました。短時間で週6回行うと週3回に比べて予後がいいというお話です。短時間というのは1時間半から2時間45分までの透析です。長時間透析でもなく、家庭透析でもなくて透析のクリニックで行うもので、はっきり同じ施設の4時間3回の人たちと比較検討しているので確かのようです。毒素や体重の波が小さいということだから、当然といえば当然ですが、ちゃんと統計的によいというものなので、こういう方法もできるのかもしれません。
しかし、日本の今の保険では月14回までしか認めてくれないので残りの回数は材料費だけ、手間だけ損する勘定になってしまいます。今の制度でできる最大なのは週4回月16回の透析でしょうか?2回分の持ち出しなら何とかなります。このほうが週3回に比べていいかどうかはわかりませんが、3時間ですみます。4時間x3、2時間x6 3時間x4で、一週間で見ると透析にかかっている時間は同じですね。
午前中に透析して午後は仕事するという人にはいいかもしれません。