医療法人社団 敬水会 江戸川橋鈴木クリニック のブログ

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オンラインHDF8

先週はオンラインHDFの施設を見たいということで、見学の方が何件かあり忙しくてブログはお休みしてしまいました。お話していて、私も勉強になることもあり、大変感謝しています。
アミロイドーシスについてオンラインHDFの効果はだいたいこんなもんだというのがわかってきました。透析アミロイドーシスは透析固有の病気ですが、まず血液中のβ2マイクログロブリン(BMG)が神経、骨などにくっついて起こることが知られています。手根幹、肘部管症候群や肩関節の痛み、脊椎管狭窄など、いろいろな形があります。骨にくっついて、折れやすくなるので、私の経験したもっともひどい方は全身が骨折しており、手の関節なども動かない形で短くなっていました。脊椎管狭窄もあり、歩けませんでした。
よく患者さんに質問されるのは採血の結果BMGがいくつならいいのかということですが、この値はまず、アミロイドーシスという病気とは関係ありません。不思議と20-30ぐらいで低めの人の方が手根幹症候群を起こしているので、BMGと症状は関係ありませんとお話しするのですがなかなか納得していただけません。たまっている“貯金”の方が問題なので、“お財布の中のお金”とは関係ないというべきでしょうか。
透析前のBMGの値は残存腎機能と関係があり、何もなくても白血球がBMGを作っていて、腎機能が0であればBMGは34ぐらいになるということです。つまり、BMGが34以上ある場合は腎臓が悪いこと以外に、何らかの炎症があり、白血球が活性化しているということになります。34以下だと腎臓から少しは出ていたり、産生が少なめだったりするとは思いますが、何が起きているのかはわかりません。お財布の中のお金が少なくても貯金は多い人がいるので、値が低くても神経や骨に沈着しているかもしれません。
BMGは神経や骨にくっつくのですがどうしてそこにたまるのかもわかっていません。手根幹症候群はシャント側の手に多く発症しますが、なぜ、シャント側なのかもわかりません。手術でいじっており、炎症が起きたことがあるのでと想像できますが、確かではありません。 次回は治せるのか考えてみます。

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