副甲状腺が亢進すると骨折するまで患者さんは気づかないのでしょうか？実は、いろいろな症状が副甲状腺ホルモンが高いことによることが推定されています。
骨折以外では、骨痛もあります。背が縮むか、猫背になってきたらかなり進んでいます。関節や筋肉の腱が痛くなることもあります。ひどくなるとアキレス腱が切れてしまうなどもあります。痩せて、心不全のようになる場合もそうかもしれないといわれています。もちろん石灰化も起こります。特にシャントが硬くなってきたら可能性はあります。
昔は皮膚が悪くなるのもそうだと考えられていましたが、違うようです。今、私の行っているHDFだと、皮膚がかなりよくなりますが、PTHとは関係ないようですので。
心不全は意外かもしれませんが、PTHが高いほうが心機能が悪いのはよく経験します。もちろん実験で示唆するデータもありますが