医療法人社団 敬水会 江戸川橋鈴木クリニック のブログ

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オンラインHDFの条件

  ちょっと専門的になりますがオンラインHDFを受けるような場合、血流量と補液量に関してどうすればいいかという問題があります。とくに技師さんから質問されたりメールもらうこともあるので。今回当院で、すこし条件を変えたので少し考えてみました。はっきり論文でわかっているのはオンラインHDFで補液量が上がると合併症の発症率に差が出るかもしれないことです。

オンラインHDFではヘモダイアフィルターを透析膜として使いますがこの膜の性質から流量で一番感度良いのは250から450のあいだです。実際に血流をあげればKT/vは上がりますが上げすぎると逆流が加わってきてKt/vも伸び悩みます。大事なのはKt/vよりもりんやマイクログロブリンなどの少し分子量の大きい毒素で、これが取れるかどうかが予後につながるのではないかと思っています。オンラインHDFではBUNよりもPの方がたくさん取れます。普通の透析だと分子量からBUNですがやはり補液しているということでリンの方が取れているのです。実際に計算してみて2倍という数字も出るくらいなのでびっくりしました。細かいことは省略しますが、ベストというか良さそうな条件は血流350です。補液は前希釈で半分なので一時間10.5Lになります。実際に血流300だったり250だった患者さんを350にしたところリンも下がる傾向になってより元気な感じがします。つまり、何ら合併症が起きないということです。400でもいいのかもしれません。450以上は実際に取れているかどうか疑問で、行ってはいません。

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