前回オンラインHDFは普通の透析に比べて生命予後がいいというはっきりしたデータが出ましたというお話をしました。500―1000人規模でちゃんと追跡調査した結果です。
 
よく読んでみると8人に一人というのではなく、透析からオンラインHDFに変えた場合３５％も合併症が減って特に心臓による死亡が減るということでした。実際に心臓の合併症 心不全は少ないことが実感されています。さら肺炎などの感染症も少ないということがわかったそうです。
透析の患者さんは一般にウイルス感染にはとくに弱いわけではありませんが、細菌感染には弱いというデータが昔から有りました。これも３０％ほど減るというのです。この辺は大変勉強になりました。
　いままで、ちゃんと追跡調査した結果はなかったので、批判もありましたが、明らかにいい方法なのだと再確認できたところです。