腎臓は発生の段階で、メタネフロンという細胞の集団からできるのですが。この細胞たちは血管の近くにあるだけで、血管を呼び込んで糸球体を作り、尿細管を作り、尿管をつくることができます。同じように、メタネフロンは移植しても新たに腎臓ができるそうです。ただ、胎児ではないので、血管、腎臓、尿管の形をした、入れ物に細胞を入れておく必要があるようだといっておりました。
昔ネイチャーの表紙を飾った衝撃的な写真。ネズミの背中に人間の耳と同じです。耳の形をした入れ物に人の細胞を入れることで、移植できる人の耳をネズミが作ってくれるわけです。現実には腎臓の幹細胞を入れた腎臓型の入れ物を動脈と膀胱の間に移植してあとは待つだけということになるのでしょうか。しかし、この方法以外はないだろうともボスは言っていました。　さてそんな細胞をどうやって見つけるかということですが。。