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中村外科医院

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女性外来ってなんですか?

*タウン情報誌(リビング・アイ2005年)東京南版掲載されました。


最近病院で「女性外来」という看板を見かけます。
産科や婦人科とは違うのですか?どのように利用したらよいのでしょうか?



最近目にする機会が多くなった女性外来ですが、どのような時に受診すればよいか、どのような病気を見てもらえるか、お悩みの方も少なくないかもしれません。
一口に女性外来といっても、担当する医師の専門によって当然違いがでてきます。必ずしも婦人科の病気を診るだけの外来というわけではありません。さまざまな症状に対して男性とは違う、女性の体の特異性に配慮しながらきめ細かく対応していこうというのが女性外来の始まりであり、コンセプトです。
それには、同姓である女医のほうが向いているということになるでしょう。
とりわけ乳房・肛門・泌尿器など、なかなか相談しにくいデリケートな部位の症状については、外科、泌尿器科専門の女医を中心とした女性外来のほうが、患者さんにとっても受診しやすいと思います。
また、乳腺についても、しこりや乳房の張り、痛みがあると婦人科と思われる人も多いようですが、本来は外科が診察するのが一般的です。外科系の医師というと男性が多いイメージがあるかもしれませんが、勇気を出して受診してみましょう。
女性外来は、必ずしも統一された基準があるわけではありません。患者さんは自分の症状・悩みと担当医の専門分野を照らし合わせて、受診する病院を選択することもスムーズな診療のために大切なことです。
デリケートな女性の体のさまざまな症状や悩みを少しでも軽くできるように、女性外来を健康の一助として、上手に利用していただきたいと思います。


外科、消化器を専攻してきた私の場合は、週1回担当の女性外来は胃腸などの消化器症状や肛門を中心として診療を行っています。胸焼け、胃の痛みといった比較的よくみられる症状の検査・診療はもちろんですが、話にくい痔を主とした“おしりの悩み”にも対応していきます。特に女性の場合は便秘症状を伴っている方も少なくないので“お通じの悩み”にもあわせて対処していくような配慮も考えています。
また乳腺については、しこりだけでなく、乳房の脹り・痛みなどの症状もどうぞご相談下さい。
話しにくいデリケートな悩みや症状、一人で抱え込まずどうぞお気軽にご相談下さい。





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