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林医院

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ライフスタイルを見直して血圧を下げよう

ストレスは、高血圧の大敵。
血圧は、心のバロメーター。怒ったり、イライラすると、すぐに上がります。
つまり、ストレスを感じたとき、血圧は一気に上がり、心臓や血管に大きな負担をかけます。多忙で会社中心の生活は、最もよくありません。
十分に休養と気分転換しましょう。

ゆっくり眠って生活のリズムを整える。
一日のうちで最も血圧が下がるのは、午前1時〜午前6時ごろ。そこから考えて行くと、夜11時には床につくことが大切です。理想的な睡眠は時間は7〜8時間。睡眠を十分とることにより、一日の疲れやストレスが取り除かれて、血圧は安定して行きます。11時なんてまだ目がさえて、とても眠れないという人は、眠気を誘う入浴法を試みてみましょう。

ぬるめのお湯にゆったりつかる。
熱すぎるお風呂は血圧を上げます。38〜40度くらいのぬるめのお湯にゆっくりとつかるようにしましょう。おふろに入ると血管が開き、血圧が下がります。入浴剤を入れたり、好きな音楽を聴いたり、リラックスする環境をつくると効果的です。また、冬場はお風呂場や脱衣所はあらかじめ暖めておくことが大切です。お酒を飲みすぎたときは、十分に酔いをさましてから入浴しましょう。

タバコは×。アルコールは○。
ご存知の通り、タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させる作用があり、血圧は上がってしまうことになります。禁煙することが理想的です。しかし、無理に禁煙するとストレスが増大するので、徐々に本数を減らしたり、フィルターをつけたり、半分吸って消したりすることを心がけましょう。
少量であれば、アルコール自体が血圧をあげるということはないようです。
適量はビール大ビン1本、日本酒1合です。酒の肴は、塩辛いものを控え、楽しいお酒でストレス解消を。

トイレで注意したいこと。

りきむと血圧は上がりやすくなります。和式より洋式のトイレの方がその点ではお勧めです。しかし、洋式のトイレも便座カバーのない場合、おしりがひんやりするので血圧に好ましくありません。また、トイレと血圧を考えるときには、便秘にならないように食生活にも注意しましょう。
ひじき、干ししいたけ、のりなど食物せんいの多い食品をたっぷりとるように心がけてください。

急激な温度差にも気を付けて。
温かいところから急に寒いところへ移動すると、血管が収縮して血圧が急上昇します血圧が一気に20も30もあがると。脳出血や心筋梗塞という取り返しのつかない事態を招いてしまうことになりかねません。エアコンの温度設定や、内外の温度差を小さくする工夫をしましょう。繰り返しますが、高血圧の予防で一番大切なのは、血圧が急激に変化しないように気をつけることです。