■AKA療法
対談:院長 清水 伸一×インタビュアー デヴィ・スカルノ
『医療』に『癒療』を、『医者』に『癒者』を心のふれあいを大切に、旺盛な人間愛をもったクリニック
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対談:院長 清水 伸一×インタビュアー 藤波辰爾(無我ワールド・プロレスリング代表取締役)
『AKA療法を中心とした痛みのない体づくりを』
藤波:まず最初にこれまでの経緯を教えて下さい。
清水:私は昭和63年に埼玉医科大学を卒業し、大学の医療センターの救命救急部に勤務しました。その後様々な病院の整形外科勤務を経て、幅広い経験を積んだところでもっと自分の思う治療を手掛けたいと考えるようになり、平成18年8月に開院した次第です。
藤波:満を持しての開院というわけですね。ひと口に整形外科といっても内容は幅広いと思うのですが、診療科目はどのようになっていますか。
清水:腰や頸椎の痛み、小児整形、交通事故に伴うむちうち症など様々で、最近はスポーツ整形に関しても勉強中です。
藤波:私は仕事柄、昔から整形外科とは切っても切れないご縁があるのですが、最近は診療方法が変わってきたように思います。
清水:確かにそうですね。これまでの整形外科では首や腰などの痛みがある部分のみを治療するのが中心で、痛みを取ることに重きを置いていましたが、今はケア指導に力を入れる医師が増えています。
藤波:いわゆる予防医学ですね。
清水:ええ、痛い部分だけでなく全身を診た上で、体のケアに関するアドバイスを行ないます。内容は例えば加齢によって弱ってくる体に対するメンテナンスや筋肉の鍛え方などで、つまりずっとスポーツ整形の中で行なってきたことを一般整形でも行なうようになったわけです。
藤波:良いスポーツ選手ほどしっかりケアを行なっていると言いますよね。では、特に力を入れていることを教えて下さい。
清水:当院ではAKA療法を中心に治療を進めています。AKAというのは関節運動学的アプローチ(Arthrokinematic Approach)の略でして、誰しも経験する頸部や腰の痛みに対して行なう手技のことです。人間の体は一本の柱によって支えられているのですが、その柱は首から骨盤を通り、仙腸関節が支えていますので、かなりの重みが掛かっているのですね。AKA療法ではその仙腸部分を中心に、手技にて機能回復を図ります。指先と手の平を使ってなめらかに関節を動かすのでちょっとふれている程度にしか感じないのですが、効果が大きいので患者さんに喜んで頂いています。
藤波:優れた技術ですからこれから普及していくことでしょう。今後に向けての目標はいかがですか。
清水:患者さんとコミュニケーションやふれあいを大切にしながら、望まれる治療を目指してまいります。
藤波:地域の皆さんにとって頼もしいクリニックの誕生ですね。