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くろだ明大前クリニック

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病院紹介

人工透析
日本透析医学会認定専門医・指導医による患者様一人一人に合ったきめ細かい「テーラーメイド透析医療」を提供いたします。

2011年12月時点で透析患者数は304,856人で、毎年7,000~8,000人の患者数が導入されておりますが、その平均導入年齢は67.8歳で、現在の日本の高齢化社会を反映しています。

透析療法で最近問題になっていることは、高齢者の肉体的・精神的機能を低下させずにいかに透析に導入するかです。患者様が透析導入を出来るだけ先に延ばしたい気持ちが強いため、心不全症状(動悸・息切れ・呼吸困難など)が出現してから入院して透析を開始する傾向がありました。
しかし65歳以上の患者様が1~2ケ入院しますと寝たきりになる可能性もあり、透析に導入しても快適な日常生活を送れなくなることも考えられます。
この点を避けるために、本院では高齢者の方には出来るだけご家族と相談させていただき、外来での導入をお勧めしております。
このことが、いわゆる「テーラーメイド透析医療」につながると確信しております。
 
腹水濾過濃縮再静注法
    腹水はさまざまな原因で溜まります。大量の腹水を溜まったままにしておくと、肺が圧迫され呼吸が苦しく食事もとれないので体力と栄養状態が低下していき、衰弱死に向かいます。しかし、苦しくならないように調節できれば、腹水によって命が終わることはありません。原因としてはいろいろ有りますが、最近特に増えてきているのは「がん」の手術後の腹水です。今では「がん」は致命的な病気ではなく、早期に発見し手術で取り除く時代です。その際に「がん」の転移を防ぐためにリンパ腺を切除します。これが原因で「がん」は取り除けたが、手術後腹水が溜まってきて呼吸苦や食欲がなくなり、足のむくみがひどくなりつらい生活を余儀なくされている患者様が多くなってきております。腹水に対する治療法は、少し前までは腹水を抜いて捨てるしか治療方法はありませんでした。この方法ですと腹水の中に含まれているたんぱく質も捨てられてしまうため、患者様の栄養状態がますます悪くなり、血圧も低下し衰弱していく結果となってしまいます。
最近の医療の進歩に伴い画期的な方法が開発されております。それが腹水濾過濃縮再静注法と言われる治療法です。この方法は採取した腹水を捨てないで、透析の技術を応用して腹水の中に含まれる「がん」細胞や細菌等の不純物質を除去し、たんぱく質等の栄養分だけを濃縮し患者様の体へ戻す方法です。この方法は大学病院等の高度な技術を持った一部の施設でしかできませんでしたが、私達のクリニックでは日本透析学会が認定した透析指導医・専門医が安全に提供しております。大病院での治療は待ち時間が長く、患者様には大きな負担となります。私達のクリニックではこの治療法を2日間で完了するシステムになっております。この治療法は保険適応にもなっております。
 
顆粒球吸着療法
顆粒球吸着療法は、炎症性腸疾患に対して使用可能です。本法は炎症の原因となりうる顆粒球を選択的に除去および機能を変化させることによって炎症を鎮める 効果があります。この治療は潰瘍性大腸炎に対して2000年4月より、また2009年1月からはクローン病に対しても保険適用となりました。この治療方法も透析技術を応用したもので、現在慶應義塾大学病院をはじめとした医療機関の消化器科と連携して実施しております。
 
内科
専門の腎臓・高血圧疾患と平行して、神経・肺・胃腸・肝臓・内分泌・血液など全ての内科疾患の診療にも長年携わってまいりましたので、気軽にご相談下さい。
 
腎臓内科
最近の調査で慢性腎臓病(CKD)の患者数は1330万人に達していることがわかり、成人の8人に1人の割合です。また、生活習慣病(脂質異常症、高血圧症、糖尿病、肥満)やメタボリックシンドロームはCKDの発症とも深く関係しておるとされ、CKDは新たな国民病とも言われております。
CKDがあると脳卒中、狭心症、心筋梗塞などの心血管病発症のリスクが高くなることが統計上明らかになっており、定期的に健康診断を受け尿や採血、血圧の検査などにおいてCKDの早期発見と予防につとめることが重要になります。
 
循環器疾患
生活習慣病である高血圧・高脂血症・糖尿病・痛風などは、進行すると心筋梗塞や脳卒中や腎臓病の原因となります。したがって早期から専門医によるきめ細かい治療が必要となります。
日本腎臓学会認定専門医・指導医による最高レベルの治療を提供いたします。
 
消化器科
金曜日午後に荻窪病院より消化器病専門医が診療にあたります。お気軽にご相談ください。検査が必要な場合は病診連携病院で速やかな検査ができるよう紹介しております 。

対象疾患
逆流性食道炎、胃十二指腸潰瘍、ピロリ菌除菌、過敏性大腸炎、潰瘍性大腸炎、クローン病、慢性肝炎、胆石、慢性膵炎などの消化器疾患
綿密な病診連携(病院・診療所)
病気によっては入院検査・治療や手術が必要となる場合もありますが、最も適切な病院、医師を紹介致しております。