40歳以上の20人に1人は緑内障
以前は「40歳以上の30人に1人」といわれていた緑内障ですが、最新の調査では、「20人に1人」の割合に増えていることがわかりました。しかも眼圧が高めの人だけでなく、正常域でも緑内障を発症している人が多いのが特徴です。
これほどありふれた病気であるにもかかわらず、治療を受けている人がわずか1割程度であることは大きな問題です。残る9割の人は緑内障が未発見のまま放置されていることになりますが、緑内障は症状が出ていてもなかなか気づかないことが多く、そのために受診が遅れて気づいた時には症状が進んでいることも少なくありません。
一方、眼圧が高くても緑内障を発症していない人もいます(高眼圧症)。しかし、眼圧が高い人の方が正常な人よりも緑内障の危険性ははるかに高いことがわかっていますので、適切な治療を受けて緑内障予防に努めましょう。
40歳を過ぎたら定期的な検査を受けましょう。 |
緑内障にかかっている人の 年齢別比率 |
型別緑内障有病率 |
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(日本緑内障学会:多治見スタディより)