私は川西市に生まれ、学生時代および医師となってからも、人生のほとんどを阪神間で過ごしてきました。外科医であった祖父、産婦人科であった父も川西市で医院を開業し、親子3代にわたり地元と共に歩んでまいりました。この度、父の医院を改装し小さな婦人科のクリニックをオープンすることとなり、新たに令和となるこの年に、第2のキャリアがスタートできることに期待を膨らませています。
大病院や都会の診療所では待ち時間は長いが診療時間は短く、医師と患者の間で信頼に基づく良好な人間関係を育んでいくことが困難になっています。現在の医療制度では、大勢の患者さんが待っておられる中で、医師がお話を伺うよりも検査や処置が優先してしまうことは、ある程度避けられません。また日本の保健医療では、ベテランの先生が診ても新卒の医師が診ても、診療費は変わりません。科学的データに基づき一定のアルゴリズムに従って診療を進めるなら、医師の腕前は関係ないという考えによるものです。しかし、生身の人間を扱うのにデータやアルゴリズムだけでは片手落ちであることは誰が考えても明らかです。
私自身も大学卒業後35年が経ち、第一線の病院で勤務医として忙しく働いてきた中で、歳を経るごとに患者様と対話することの大切さを痛感するようになりました。私のクリニックでは、一人一人の患者様のお話をよく伺って、その人に最適の治療を提供できるようにしていきたいと考えています。また、長い待ち時間はストレスにもなりますので、なるべく予約の上でご来院いただければと思います。
女性は子供を産み家族を慈しむという、かけがえのない役割を担っています。一方で、愛する子供や家族のことを優先するあまり、自分のことはつい後回しになったり、我慢したりすることが多くなります。そのような女性に、少しでいいので自分のための時間を作って、当クリニックでご自身のケアにも目を向けていただきたいのです。月経に伴う様々な問題、更年期障害、尿漏れの悩み等、どんな小さなことでも婦人科のかかりつけ医として、当クリニックで気楽にご相談いただけたらと思います。
私の理想とする医療が、どこまで貫けるのか解りませんが、地域の多くの皆様に信用していただけるクリニックを目指し頑張ります。どうぞよろしくお願いいたします。