多くの人々の健康に携わる公衆衛生医としての18年間の経験の中から、人々の最も重要な健康課題は「関係性の喪失」、つまり、希薄になった対人関係にあると学びました。そして、もともとやりたかった、人のこころにかかわる仕事をしたいと精神科医としての研鑽をはじめました。
三鷹にある長谷川病院で多くの症例に出会い、聖マリアンナ医科大学で精神医学の勉強をし、湘南地域を知るためにメンタルホスピタルかまくら山での経験を積ませていただきました。そして、この度、卒後初めての勤務地であり、市の保健所の立ち上げにもかかわった藤沢でクリニックを開業させていただくことにいたしました。
医師としては異色の経歴ではありますが、だからこそ、従来の医療の枠組みにとらわれずに、これまでの経歴の中で出会ったたくさんの方々とともに、地域で人と人のつながりを大切にするために訪問診療なども行い、柔軟な治療、リハビリに取り組みたいと考えています。
微力ではありますが、地域のために尽くしたいと考えています。よろしくお願いいたします。