私の父の急逝で京大での研究半ばで松戸にある小金原病院に就職したのは、今から17年も前のことです。その後さまざまな変遷で柏、野田、山梨、北海道と渡り歩きましたが、各地域での糖尿病患者様を診させていただく中で、都心から離れるほど車への依存度が増し、重症の糖尿病患者様が多く治療に難渋することに気づきました。また、バブル景気がはじけた後、たくさんの中小企業の経営者である患者様の病状が悪化したり合併症で倒れるのを目の当たりにしてきました。いつの時代も社会の中で弱い立場の人々に病が追い打ちをかけます。今も日本の不景気が続く中、若い人も年配者も一人一人に負担がかかり生活習慣病にかかりやすい状況になっています。
この流山地区は30代のファミリー層を中心に人口増加が著しい地域です。若い力でこれからの日本を支える大事な世代であります。また松戸、柏にも近く高齢者層も多い地域となっています。社会で活躍される方々が会社を休まないで受診でき、ご家族が階下のヤオコーさんやコーナン、ヤマダ電機さんといった近隣商業施設で買い物する合間にお年寄りを診察できる、忙しい生活の中で気軽に受診できる環境を提供できたら、若い世代の働く方々を生活習慣病から守る、糖尿病にさせない、進行させないホームドクターになれたら、この2点を実践し地域医療に微力ながら邁進していきたいと思います。