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加齢による身体と心の変化/その1

①加齢によるものとその他の要因で衰えるもので肉体に起こる変化は?

1)加齢による肉体に起こりうる変化
1.加齢による肉体的変化
骨盤低筋群や大腰筋・小腰筋・腸骨筋・腹斜筋・腹横筋や横隔膜などの腹部のインナーマッスルを中心とした内臓器を取り囲む筋肉の筋力低下により腹部の内臓が正常の位置に保持出来ず、重力により下方へ変位して行きます。
正しい運動を継続されていれば、機能低下は最低限に抑えられます。

内臓器(消化器系や生殖器系)が本来の仕事が出来なくなり、消化管症状(胃炎や胃潰瘍など)や更年期症候群(自律神経失調症や身体/精神不調など)などが多く起こるようになります。
また体型的にも『下腹部/お腹ぽっこり』と言う『西遊記/サゴジョウ的』体型にもなりかねません。

肩関節周囲の筋肉の筋力低下により肩関節の可動域が落ちて、肩こり/頚痛などの症状も起きてきます。

当然ですが、やや猫背で、仙骨が後方傾斜して、股関節が外旋した俗に言う『悪い姿勢』を作ってしまいます。

体幹、特に肩関節周りと股関節周りの関節可動域を低下させます。
当然、身体が硬く成り、姿勢も悪くなり、運動能力の低下も引き起こします。

次には体型に自身が無くなり、洋服の選択も含め御自身の自信が低下していき、余計精神的に落ち込んで来ます。

2.加齢による精神的に起こりうる変化
上記の精神的落ち込みもそうですが、
中年期/更年期を迎えると、社会的にも個人的にも責任を持たせられる為、若年期と異なり色々悩みが出てきます。
現代人に多い欝(うつ)状態はこれらとも密接な関係でしょう。

安易に精神科や心療内科にて、抗うつ薬を処方されている方も多く居られますが、眠気や頭がボーとして日常生活が綺麗に上手くこなせなく成る可能性も有ります。
東洋医学による身体に有った漢方薬処方や副作用の出難い西洋薬処方により、日常生活を妨げない範囲で、簡単な精神症状は取り除ける時代です。
睡眠時間も6時間以上7.5時間以内で充分にお取りに成った方が、精神的にも落ち着きが出てきます。

病気も我々の身体や心の一部なので、頭ごなしに嫌わずに、上手に騙し騙し付き合って行った方が、上手く過ごせる筈ですよ。



2)その他の要因による肉体に起こりうる変化
1.食事のバランスによる変化
現代の野菜不足やフアーストフードによる、食事のバランスが乱れることにより生活習慣病の原因にも成ります。

2.過度のダイエットによる食事制限による変化
35歳を超えると、特に50歳を超えると女性の場合閉経の影響も有り、女性ホルモン/エストロジェン分泌低下による、高脂血症や骨密度の低下が   起こりやすくなります。
そこで無理をした過激なダイエット食事制限をしますと、骨粗しょう症などを引き起こし、老齢期に『骨折/認知症と言う危険因子』と成って振り返って来ます。
食事制限もおのずと限界が有ります。
美容も重要ですが、その前に健康を保持できなければ美容も何も無い訳ですね。

3.運動不足による変化
先述の加齢でも起こりますが、運動不足は、体幹特に肩関節周りと股関節周りの関節可動域を低下させます。
当然、身体が硬く成り、姿勢も悪くなり、運動能力の低下も引き起こします。
運動不足は生活習慣病の原因にも成ります。

4.過激過剰な運動による変化
若い時代は健康なので過激な運動をしても身体は付いて来ます。
故に、怪我を除く、健康被害は出にくいものです。
35歳を超えて、肉体モードが中年期に入った場合、年齢や体力や自己の運動経験を無視した過激過剰な運動は、心拍数が上がり過ぎて、最大酸素摂取量が多く成り過ぎ、循環器系に悪影響を及ぼし、健康被害も造ります。
そこまで行かなくとも、過剰な運動した事による心拍数の増加は、安心感/満足感が得られる代わりに、食欲を増大させ逆に太りやすい身体を造る事も有ります。
簡単に言えば、デブが痩せて又デブる『ミニ・リバウンド』でしょう。

プロスポーツ選手でも、プロのインストラクターの皆様でも、若いときと同じトレーニングを中年期に入っても継続させていては、怪我や病気で現役継続が厳しいと感じられて居られると思います。
優秀な方々は早めに切り替えて現役を長くされる方々が多いですね。

5.健康診断検査上による変化
皆様毎年受診されておられると思いますが、健康診断などで行われています、血中脂肪(中性脂肪やLDLコレステトール値)の上昇などで動脈硬化が予測可能です。
眼底カメラによる眼/動脈硬化やCTスキャンによる内臓脂肪量や血管内の動脈硬化も予測できる時代です。
簡単に申し上げれば、『動脈硬化=老化』と考えて頂いても良いでしょう。

6.睡眠不足による変化
精神的に悩みが有ると睡眠不足に陥る事が多く有ります。
昔は8時間以上寝ましょうでしたが、寝すぎると認知症など、少なすぎると糖代謝異常による処々の生活習慣病を引き起こし易く成り、健康被害を呈するのが解って来ました。
最近の研究では、理想は6時間以上7.5時間以内にすると一番健康を得られるそうです。

睡眠不足は精神的症状を強めるため、入眠を速めさせてくれる、比較的短時間で効果が消える睡眠誘導剤も有りますので、利用するも心身の健康を手に入れるための一つの方法と思います。

7.嗜好品による変化
タバコや葉巻などは健康被害そのものですし、地球温暖化にも相当影響も出ますので、一日も早く終了させることをお勧めします。
またアルコールに関しても、年齢と伴に弱く成ります。
精神的ストレス解消の為アルコールで誤魔化すのは健康被害に繋がります。
アルコールで精神的ストレスは軽減しません。
酒の種別でも蒸留酒(ウイスキー、ブランデイ、ジン、ウオッカ、ラム、焼酎等)は被害が少なく、醸造酒(ビール、ワイン、シャンパン,、ビールなど)は被害が多く出るそうです。と言っても飲みすぎは駄目ですよ。
ビールは500CC、日本酒180CC、ワイン・シャンパン240CC、焼酎25度110CC/35度80CC、ウイスキー・ジン・ウオッカなど60CC位までが身体に良い目安で、それ以上は悪い効果も予測されます。

8.水分摂取方法による変化
20世紀末は熱中症防止の為に、水分をたっぷり取りましょうが標語でしたが、21世紀は熱中症になる様な基礎トレーニングは論外であり、競技トレーニングでも大いに疑問が残る時代に成りました。
水分を過剰摂取すると、内臓がむくみ、引いては下半身を中心にむくみを来たして健康被害やスポーツパフーマンスの低下を起してしまいます。
スポーツ選手で無い方ならば、食べ物に入っている水分(スープや冷奴の水分はカウント外)を除く純粋な飲料のみで、日に1.5L~2Lまでとしましょう。
排尿量を1.5L以内に抑える水分摂取と言う考えも有りますが、排尿量を測定するのが難しいですから中々難しいですね。
感覚的には、現在の水分摂取量の85~90パーセントに抑えると良い場合が多い様です。 




 
 

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