水分補給とダイエットについて
夏に向けてダイエットに励む人が増えてきました。
ダイエットには、水を飲みすぎると太ると考えている人がいますが、水はゼロカロリーなので、太るというのは勘違いです。
一時的に体重が増えたように感じますが、余分な水分は排せつされ、しばらくすればほぼ元の体重に戻ります。
水分補給の重要性
- 脳梗塞予防
真冬に多い脳梗塞は、以外と夏にも多いです。 ダイエット中の人は、カロリー制限はともかく、水をとらないと血液中の水分が減って血が固まりやすくなり、脳梗塞が増えます。 - 熱中症対策
スポーツで頭から水をかぶったような汗びっしょりの状態は、水分は2~3リットル、塩分は10~15グラムの喪失に匹敵するといわれます。 体重の3%以上の水分を失うと脱水状態が進み、5%を超えると命の危険に陥ります。
水分補給のタイミング
ダイエットや脳梗塞、熱中症予防には、水分を多めにとることが大切です。
- 起床時
- 3度の食前、食事中
- のどが乾いたときや空腹時
- 入浴の前後
- 就寝1、2時間前
水分の効果的な摂取方法
- ウォーターダイエット
ミネラルウォーターを飲んで減量を目指す「ウォーターダイエット」は、毎日続ければ脂肪は徐々になくなり、減量に有効です。 副作用もなくリバンドも少ないので、中高年にお勧めです。 - 空腹時
血糖が低下すると脳の摂取中枢が刺激され、私たちは空腹を覚えます。 このとき水をコップに1、2杯飲むと、胃液が薄められて胃酸の酸性度が下がり、食欲が抑えられます。
このように水分を上手にとると、過剰な食欲や間食を抑えることができます。 水分の積極摂取で食欲抑制を計り、健康的にダイエット出来るだけでなく、脳梗塞や熱中症の予防にも繋がります。 効果的に摂取して暑い夏を乗り切りましょう!
(※2012年7月7日土曜日 日本経済新聞NIKKEI PLUS1掲載記事参照)