数あるクリニックの中から当院のホームページをご覧頂き、ありがとうございます。 私はこれまで救急、集中治療を中心に医療を行ってまいりました。その中で、住み慣れた自宅で暮らしたい、帰りたいという気持ちがあるにも関わらず、充分な医療支援が得られない為、止む無く施設入所される患者さんや、自宅に帰っても充分なケアを得られない為すぐに戻ってこられる患者さんを沢山目の当たりにしてまいりました。 また、数年前私は最愛の祖母を亡くしました。体調不良を訴えた時には既に、癌末期の状態でありました。医療従事者故、あらゆる事が想定され、とても辛く心底医師になった事を後悔する日々でした。しかしながら、医師故に最善の医療を提供でき、亡くなる前日には入浴をし、当日も歩いてトイレに行き、父と私の腕の中で最期を迎えました。 病院でもなく、施設でもなく、自宅で最期を迎えるというのは家族にとっても掛け替えのない事です。 少しでも、その様な方々の助けになる事が出来ればと思っております。