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弓削医院

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病院紹介

<ごあいさつ>
東京 中央区日本橋水天宮の弓削医院は、泌尿器科、皮膚科、内科を中心に地域に密着した医療を実践しております。
当地に開業して70有余年、わかりやすい説明と的確な診断・治療を行い、みなさまの健やかな日常生活の手助けになればと考えております。 
特に、泌尿器科というと「恥ずかしい」「痛い」「性病」等のイメージをお持ちになり、受診をためらう方がいると思われますが、現在では多種多様の疾患があり、老若男女、幅広い世代の方が来院されます。
皮膚科疾患および一般内科も得意としておりますので、トータルに拝見することができます。
安心して何でもお気軽にご相談下さい。

当医院は、患者さんと同じ気持ちになって考えるホームドクターを目指しています。 
家族のような存在で、どんな小さなことでも相談にのってくれる、家族みんなの健康パートナーです。
いつも医療と患者さんの架け橋的な存在でもある“インフォームドコンセント”(分かりにくい医療を親切に説明し、患者さんの同意・選択のもとでの治療)を取り入れています。


 <受診される方へのお願い> 
・受診の際は、必ず保険証をお持ちください。
・当院は予約なしで診察致します。受付順での診察となります。
・泌尿器科で受診される方は尿検査がありますので、受診前の排尿は控えておいでください。

 
泌尿器科

前立腺肥大症・慢性前立腺炎・前立腺がん・頻尿・血尿・尿路結石症・尿路感染症・性行為感染症・過活動膀胱・ED等の診断治療を行っております。

<前立腺肥大症> 
精液の一部を精製している前立腺は年齢とともに増大傾向となり、尿道を圧迫し、排尿障害を引き起こします。
排尿に時間がかかる、夜間排尿、尿の勢いが悪い、切れがない、残尿感があるなど症状は多彩です。 
必ず尿を膀胱に貯めた状態で超音波検査を行い、前立腺の大きさ、形態を確認し、尿流量測定検査などで排尿状態を客観的に計測し、残尿なども調べます。 
癌の合併もないかを腫瘍マーカー(PSA)を採血して確認します。 
治療法は、尿道の圧迫を改善する薬や、前立腺を小さくする薬、漢方薬などがあります。
薬物コントロールできない方は、内視鏡手術をお勧めしています。
その際は、当院連携病院を中心にご紹介させていただきます。 

<慢性前立腺炎>
比較的若い年齢層にみられ、下腹部または会陰部の不快感、鼠径部・内股の張り、頻尿感、精液に血液が混じるなどの症状があります。
この病気は、症状および重症度が人によってまちまちで、また改善するのには時間のかかるケースも多く、根気よく継続治療をお勧めしています。

<前立腺がん>
症状においては、肥大症などと明らかな差異はなく、現在ではほとんどPSAの異常値がきっかけになり早期に発見されることが多くなりました。
50歳以上の方は、年に1回はPSAのチェックをお勧めします。

<血尿> 
血尿は、腎臓・膀胱・前立腺などの悪性腫瘍や膀胱炎、腎盂炎などの感染症、尿路結石症、生理的血尿もあり、他内科的疾患が原因でもみられます。
肉眼的および顕微鏡的にみられる血尿があり、突然真っ赤な尿が出た方や、検診で血尿を指摘された方々が当院に来院されます。
最終的に出血部位がわからなくても悪性所見がなければ経過観察のケースもあります。
あまり心配せず、原因を調べていきましょう。ご相談ください。 

<膀胱炎> 
尿道の短い女性に多い病気で、症状としては排尿時痛、頻尿、尿混濁、血尿などです。
当院でも比較的幅広い年齢層の女性が膀胱炎で来院されます。
抗菌剤の投与および水分の摂取で、ほぼ数日で症状は改善します。免疫機能が低下すると、病原菌も体内に侵入しやすくなりますので、休息もある程度必要になります。
最近は耐性菌もみられ、慢性化することもあり、そういう意味でも泌尿器科での治療をお勧めします。

<性行為感染症(STI)> 
尿道炎 尿道に細菌や微生物が侵入して炎症を起こした状態を尿道炎といいます。
この中には、淋菌性、クラミジア性によるものが有名ですが、これ以外にも雑菌性のものもあります。
また、最近では、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどによるものもあり、治療に注意が必要です。 

 
皮膚科

アトピー性皮膚炎・じんましん・かぶれ・水虫・にきび・いぼ・手荒れ・虫さされ・湿疹・脱毛症・単純性ヘルペス・帯状疱疹等の診断治療を行っております。

<アトピー性皮膚炎>
憎悪と寛解を繰り返す痛痒を伴う湿疹のことで、皮膚の乾燥が著明で、バリア機能に異常のある方にアレルギー反応や機械的刺激が加わって生じる慢性的な皮膚炎です。
治療法は外用療法が主体となりますが、ステロイド外用、タクロリムス外用、非ステロイド外用、保湿剤のほか、抗アレルギー剤、漢方薬なども使用します。
ステロイド外用剤は、効果が5段階に分類されていて、重症度に適した薬剤を選択することが大事です。
ご自分でできることとしては、毎日の入浴で皮膚を清潔に保つこと、皮膚の保湿などのスキンケア、住環境の改善などですが、ストレスも関連因子のひとつであり、いかにストレスを発散させていくかということも大切で、日常生活のバランスを整えることで発疹の悪化を防ぎましょう。

<じんましん>
皮膚に突然ぶつぶつができたり、地図状に腫れてきたり、短時間で反復し、強いかゆみを伴うことが多い湿疹です。
医療機関を来院したときには症状が治まっていることもありますが、そのあとの加療は必要です。
原因不明のことも多く、慢性的なものに移行するものもあり、なかなか難治性のものもみられます。

<水虫(足白癬)>
白癬菌というカビの1種が、足の裏、側面、指の間などに付着し入り込むことにより、皮膚内に拡がる病気です。夏になると痒くなることが多く、皮膚が剥がれたり、水疱ができたりします。
冬になると症状が治まったようにみえますが、翌年に再発をみるケースが多いのが特徴です。
治療はカビを殺す抗真菌剤の外用療法ですが、数ヶ月の使用が必須です。部位によっては、それ以上かかることがあります。
家族に水虫のいる方は要注意です。毎日、足は石鹸をつけて洗い、清潔を保ち、足が蒸れる状態を避けるようにしましょう。

<いぼ>
手足を中心に出来るイボを正式には尋常性疣贅といい、ヒトパピローマウィルスの感染により生じます。
徐々に数が増えたり大きくなるのが特徴ですが、無症状のために放置されることも多いようです。
治療は液体窒素で冷凍凝固するのが一般的です。ウオノメやたことは違うものなので、よくわからない場合はご相談ください。

<単純性ヘルペス>
単純性ヘルペスの初感染・再発により、皮膚の粘膜に小水疱やびらんを作る病気であり、口唇や陰部などさまざまな部位に発症します。
風邪やストレス、免疫機能の低下が発症の原因になる事が多く、治療は抗ウィルス薬の内服が中心となります。
放置しても症状は治まりますが、その際には再発する割合は高くなりますので、発症するたび治療されることをお勧めします。
 
 
内科

■高血圧・糖尿病・高脂血症を中心とした生活習慣病のほか、かぜ・インフルエンザ・花粉症等、ちょっとした体の異常がございましたらご相談ください。
■漢方薬の処方も積極的に行っております。

<高血圧>
安静時血圧が140/90mmHg以上の場合、高血圧と診断されます。高齢者の方に多いのはもちろんですが、比較的若い年齢層にも、食生活の変化、運動不足、ストレスなどにより高血圧の発生が増加しています。
放置すれば、虚血性心疾患や脳卒中の発症頻度が血圧正常の人と比較し、数倍高くなることが報告されています。心疾患のみならず、腎機能障害の原因にもなり、人工透析になる方の原因のひとつに挙げられています。
治療としては、まず、継続的な運動、塩分制限、禁煙の励行、ダイエットなどの生活習慣の改善を行います。また、家庭血圧の測定も重要で、自宅で血圧を朝(起床後、排尿したあと座った状態で)と夕(就寝前)の2回計って下さい。130/85以上は高めです。
生活習慣改善のみられない方や数値が高度の場合、お薬で血圧のコントロールを試みます。検診で指摘された方や血圧の気になる方、ご相談ください。

<高脂血症(高コレステロール血症)>
最近、コレステロールが少し高めの方が長生きするという報告もあり、混乱されている患者さんもいらっしゃいます。もちろんコレステロールが少し高くても治療の必要性のないケースはたくさんあります。
外来でみるポイントとしては
  • 悪玉コレステロールと善玉コレステロールの比が2〜2.5を超えていないか?
  • 食事の内容や運動不足の解消で改善する可能性があるか?
  • 他に動脈硬化を促進する要因、例えば高血圧、高血糖、肥満、循環器疾患の家族歴がないか?
などです。
魚介の卵やレバーなどにコレステロールは多く含まれていますので、摂り過ぎには注意しましょう。