神戸低侵襲がん医療センターは、「小さく見つけてやさしく治す」を基本理念とした、「低侵襲がん医療」に特化した病院です。放射線治療と薬物療法を中心に、カテーテル治療や内視鏡治療、緩和ケアにいたるまで、「切らずに治す」がんセンターです。
当センターの最大の特徴は、全身どの部位のがんに対しても、高精度の放射線治療を可能にするため、3種類の治療装置を備えています。サイバーナイフは、ピンポイントで照射する定位放射線治療の専用装置です。脳腫瘍だけでなく、5㎝以下の肺がんや肝臓がん、腎臓がん、膵臓がん、前立腺がんなど、呼吸で動くがんも正確に照射出来ます。脊椎転移や5個以内のオリゴ転移の保険適応も認められました。トモセラピーは、360度方向から照射する強度変調放射線治療の専用装置です。頭頸部がんや食道がん、膵臓がんや前立腺がん、直腸がんや後腹膜リンパ節転移などに有用です。トゥルービームは、広範囲を短時間で照射出来るだけでなく、呼吸に合わせた照射や回転しながらの照射も出来る、汎用型でかつ高機能の治療装置です。リンパ節転移を伴う肺がんや食道がん、膵臓がん、脳全体や骨転移など、多種多様な治療が出来ます。
薬物療法では、がんの進行度、遺伝子変異の有無、体力や年齢など総合的に判断し、抗がん剤や分子標的薬、免疫チェックポイント阻害剤などを、患者さん毎に最適なレジメンを選択し、肺がんを中心に個別化医療を実践しています。
また、がんを「小さく見つける」ために、CTや超音波、MRIやPET-CTなどの画像診断装置と内視鏡検査装置を備え、がん検診や人間ドックも行っています。
ご高齢のがん患者さんが非常に多くなっており、切らずに治す「低侵襲がん医療」は、患者さんの負担が少なく、治療後の回復も速やかです。当センターは、最新の医療機器を備えるだけでなく、「和顔愛語」の精神を大切にした専門スタッフが、心と身体にやさしいがん医療を、真心を込めて提供します。