診療時間外

渋谷もりやクリニック

0

病院紹介

うつ病
病名のとおり、ゆううつな気分が続くのがこの病気のひとつの症状です。しかし、多くのかたは、不眠、疲労感、倦怠感、頭痛、慢性的な肩こり、便秘、食欲不振、体重減少、などの体に現れる症状を訴え、内科などの身体科を最初に受診なさるようです。
こうした身体の症状に加えて、ゆううつな気分や、興味の減退( 趣味などにも興味が持てなくなった、新聞や本を読む気がしなくなった、など )、集中力の低下( 仕事の能率がひどく落ちた、行動のスピードが落ちた )といった症状がある場合、うつ病が疑われます。

うつ病Q&A
うつ病とはどのような病気でしょうか?
:うつ病は、糖尿病や高血圧などと並んで、非常に多い病気で、先進国では、7人から10人にひとりは一生のうちに1度はかかるといわれています。
しかし、心療内科、精神神経科といった専門の施設で治療を受けているかたはそのうちの1割に過ぎないとも報告されています。
ゆ ううつな気分が続くという症状以外に、急に不眠が続く、仕事の集中力が落ちて能率が非常に落ちた、何をしても興味がわかず楽しめない、食欲が落ちる、頭 痛・肩こり・めまい・胃痛などの体の症状が続くが検査をしても異常がない、といった状態がある場合うつ病の可能性があります。
一般に、早いうちに治療を受けたほうが治りも早いので思い当たる症状がいくつかある場合には専門機関を受診しましょう。

うつ病で休養加療している場合に気をつけることはどんなことでしょう?
:うつ病の本やネットの記事を読むとたいてい「休養とくすり」と書いてありますが、それだけではどうしてよいのかわからないでしょう。くすりは、セロトニン、ノルアドレナリンといった脳内神経伝達物質のバランスを取り戻すのに必要です。
う つ症状が強く、何をするのもおっくうで、動くとすぐ疲れるというようなときは、その状態が回復するまでは休むことが必要です。しかし、横になっている期間 が長ければ長いほど、体力が落ちて、復帰が大変になることも事実です。少しずつ散歩や軽い運動などをして体力の低下を防ぐことが必要です。運動や日光を浴 びることは、うつ病でバランスが崩れたセロトニンなど脳内神経物質の活性化に役立ちますので、朝起きたら外に出るよう心がけてください。その後は、回復具 合に応じて、主治医と相談しながらいろいろな活動を取り戻していきます。
こうした身体面での治療と並行して必要なのが、発症の引き金となったできごとを振り返り、そのなかで改善できるものを探っていくことです。これは、主治医との2人3脚の作業になりますね。

うつ病などで仕事を休養した場合、復職に際して気をつけることはどんなことでしょう?
:うつ病では、回復して1年以内のあいだに再発する割合は30%以上と言われています。したがって、症状が回復してきてからの治療がとても大事になります。
復職に際しては、そのタイミングが重要です。復帰をあせるあまり、症状の回復が不十分なままで復帰してしまった場合は再発の可能性が高くなりますので、回復しても、さらに1,2週間の余裕をもって復職したほうが良いでしょう。
会社によっては、短縮勤務などを実施しているところもあります。いずれにせよ、どのような業務内容で、いかに負荷をかけていくかが、うまく復帰できるかどうかの鍵となります。
復帰に際しては、主治医に会社の産業医や保健師、人事担当者などと十分連携をとってもらうことがとても大切です。

パニック障害と広場恐怖
急行電車に乗れない、高いビルのエレベータ―が怖い、閉じられた空間での会議がだめ、人の集まるところに行けない、などの症状は精神医学で「 広場恐怖 」と呼ばれています。こうした症状の多くは、閉じられた空間を恐れるので、閉所恐怖のほうがイメージにはぴったりきますが、広場恐怖は専門用語では「 アゴラフォビア 」といって、ギリシャの神殿の広場に由来する言葉です。
広場恐怖を持つかたの多くは、そうした状況のなかで「 パニック発作 」と呼ばれる発作を過去に経験しています。パニック発作では、動悸、発汗、ふるえ、めまい、胸痛、息苦しさ、死の恐怖、といった症状が突然起こります。心 臓の病気や脳卒中などと最初の症状が似ているため、救急で病院を受診することが多いのですが、からだの検査では異常がなく、気のせい、自律神経失調、過呼 吸などと言われ、それ以上の対応は、なされないことが多いようです。こうした症状に思い当たるかたは、心療内科、精神神経科を受診するのがよいでしょう。
パニック障害の症状には、SSRIと呼ばれる抗うつ薬などが有効ですが、その症状の背景には、心理的なストレスが関与していることがほとんどです。したがって、くすりによる治療だけでは不十分で、カウンセリングも重要です。

不安神経症
パニック障害が発作的な不安を特徴とするのに対して、こちらは長期に続く不安が特徴です。取り越し苦労、緊張感、集中困難、不眠、いらいらなどの症状が長 期間続きます。パニック障害よりも多く見られる病気で、一生のうちに一度はかかるひとの割合( これを生涯有病率といいます )が、5%とも言われています。

社会不安障害
人前で注目を浴びたり、発言したりすることを恐れる症状は、近年社会不安障害と呼ばれ、SSRIという抗うつ薬が有効であることがわかってきました。もと もと対人恐怖と呼ばれていた病気と重なるものですが、こうした症状があっても、今までは性格の問題とあきらめて治療を受けようとはしなかったことが多いと 思います。しかしこのような症状も治療でかなり良くなる可能性があります。詳しくは、リンクにあるSADネットを参考にしてください。

強迫神経症(強迫性障害)
強迫神経症の症状は、強迫観念と強迫行為という2つの症状が特徴です。強迫観念とは、手が汚れたのではないか、何か間違った行動をしたのではないか、など 繰り返し同じ考えが浮かび、不安でどうしようもなくなる症状を言います。強迫行為は、そうした観念を打ち消すために繰り返してしまう行動をいいます。戸締 りや手洗い、儀式的な行動などが代表的なものです。こうした症状は、くすりとカウンセリングによる治療でかなり良くなることが多いものです。

過食症などの摂食障害
過食といって大量の食べ物を一気に食べてしまう症状と、そのあと自分で吐いてしまうという症状が続く病気が神経性大食症(過食症)です。この症状の背景には、ストレスや対人関係の問題が潜んでいることが多く、カウンセリングも含めた専門的な治療が必要となります。

過敏性大腸症候群
ストレスと関連して、下痢や便秘と腹痛が続く病気です。とくに、朝の出社前の下痢を主な症状とするひとの場合、トイレに行くために途中の駅で何度も降りたりし、遅刻が続いたりします。こうした症状も胃腸薬だけではよくなりませんが、専門的な治療によりかなり改善します。

不眠症・睡眠障害 不眠に悩んでいるひとは5人にひとりとも言われています。不眠にはさまざまな原因があります。うつ病、パニック障害などのこころの病気の部分的な症状とし て不眠がある場合や、過労、ストレスなどの結果としてこころの病気になる最初の症状として不眠が出現する場合も多くみられます。心配な場合には専門医に相 談するのがいいでしょう。
 
当クリニックの特徴
1. 薬による治療だけでなく、カウンセリング/心理療法に力を入れています。
2. 働く人のメンタルヘルスでは、産業医などと連携し、職場環境の調整を行います。
3. 思春期と青年期のこころの問題に、専門性を生かした診療を行います。
4. 医師/臨床心理士ともに信頼のおけるスタッフが揃っています。

 
担当医表
  午前 午後
--- ---
桜小路 桜小路 / 守屋(精神療法のみ)
守屋 守屋
守屋 守屋 / 桜小路
峯岸 守屋 / 山科(第2・4週のみ15:00〜18:00)
守屋 / 山科 ---
※各種健康保険取り扱います。(生保は取り扱っておりません。)
※待ち時間を少なくするため、大まかですが予約制をとっています。
※初めて受診される方は、必ず電話(03-3780-8005)で予約をお取りになった上でご来院ください。
※診療は原則的に保険診療となりますが、次のような診療をご希望の場合は予約料が必要となります。
ー精神療法、カウンセリングなど時間をかけた診療をご希望の場合
・・・初診ののち、予約料をいただく保険診療、または自費診療にてお受けいたしますので、担当医にご相談ください。
ー 中学生のかたの初診
・・・時間をかけて詳しくお話をうかがうため、予約料が必要となります。
 思春期の診療についてのよくあるご質問
▼予約料などに関するご不明な点は、予約時にお電話(03-3780-8005)にてお問い合わせください。
 
クリニック内