新年度を迎えるにあたり、地域にお住まいの皆さま、そして市立伊丹病院を支えてくださるすべての関係者の皆さまに謹んで御礼とご挨拶を申し上げます。
長年にわたり医療に多大な貢献をされてきた近畿中央病院が診療を休止され、伊丹市において急性期医療を担う総合病院は当院のみとなりました。
まず何よりも、阪神北準圏域の医療を支えてこられた近畿中央病院職員の皆さまに、深甚なる感謝を申し上げます。また、この4月から当院の仲間として加わってくださった皆さまを心より歓迎いたします。慣れ親しんだ環境を離れ、新たな職場で地域医療を支えようと決意されたことに、深い敬意を捧げます。
病院事業管理者として樂木宏実先生をお迎えし、新たな体制のもとで新年度をスタートいたしました。新社会人として医療の道を歩み始めた方、新たな決意で入職された方、すべての方がかけがえのない仲間です。これまで以上に強固な「一つのチーム」として力を合わせ、地域医療を支えてまいります。
近畿中央病院の診療休止に伴う医療機能の低下を防ぐため、大阪大学をはじめとする関連大学の多大なるご協力をいただき、「腎臓内科の新設」、ならびに「脳神経内科・脳神経外科・耳鼻咽喉科・眼科・歯科口腔外科の診療体制の拡充」を実現いたしました。これまで近畿中央病院で治療を受けてこられた患者さまを、私たちが責任をもって受け継ぎ、地域の皆さまが安心して医療を受けられる体制を整えてまいります。
一方で、当院は現在、厳しい経営状況にも直面しています。医療を必要とされるすべての方々に持続可能で質の高い医療を提供し続けるためには、健全な経営基盤の確立が不可欠です。医療の質と安全を守りながら、効率的で持続可能な病院運営を徹底し、収支改善に全力で取り組んでまいります。
しかし、この難局の先には確かな未来があります。令和9年度後半に開院予定の統合新病院は、602床を擁し、最先端の情報システムを導入した高度急性期病院として新たな歩みを始めます。それは、市内20万人のみならず、70万人規模の二次医療圏の皆さまに対して、安全で安心な高度急性期医療を提供する中核拠点となるものです。
「安全で良質な信頼される医療を提供することにより、地域医療の発展に貢献します」という理念のもと、これからも職員一丸となって伊丹市の医療を未来につなぎます。
今後とも、市立伊丹病院が地域にお住まいの方々にとって最も信頼される病院であり続けられるよう、職員一同努力を重ねてまいります。引き続き、皆さまのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。