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大森内科ハートクリニック

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病院紹介

大森内科ハートクリニックは、下肢静脈瘤・動脈硬化などの末梢血管疾患の治療を専門に行っているクリニックです。
下肢静脈瘤の治療では皮膚を切開せず、小さな穴を開け、そこから血管内より大伏在静脈と呼ばれる血管をレーザーで焼しゃくする治療を行います。再発もほとんどなく、痛みも少なく、傷が目立たないことが特徴の治療法です。

保険適応前は自費で片脚約30万円でしたが、2011年1月より保険診療適用になりました!
2015年11月で1000例のレーザー治療実績があり、安心して日帰り治療を受けて頂けます。        
また、2014年6月より、術後の皮下出血や痛みが少ない新型ELVeSレーザー(波長1470nm)を導入しました。 
心臓血管外科、循環器科、動脈硬化疾患を中心に、幅広く地域の健康に貢献したいと思っています。
 
内科
高血圧、高脂血症、糖尿病、痛風などの生活習慣病、および感冒、風邪、腹痛、下痢、インフルエンザ、花粉症、禁煙外来など一般的な疾患を中心に診療いたします。
足の血圧測定によって動脈硬化の進み具合を調べる検査も行っています。
 
外科
切り傷の縫合、やけどや虫刺され等の処置のほか、他院で手術した後の消毒や管理をいたします。
 
心臓血管外科
下肢静脈瘤、静脈血栓症、閉塞性動脈硬化症、心臓や血管の手術などの患者様を心臓外科専門医が診療いたします。
とくに下肢静脈瘤に関しては、皮膚を切らずに静脈瘤を治す血管内レーザー焼灼術を中心に治療を行っていきます。本年1月から保険適応となったばかりの新しい手術方法ですが、150例を超える治療実績をもとに安心して治療を受けて頂けます。もちろん日帰り手術です。
 
循環器内科
高血圧、狭心症、心筋梗塞、不整脈、心不全、心臓弁膜症など、心臓外科医としての多数の手術経験と治療経験を有する心臓外科専門医が責任を持って診療いたします。
 
アンチ・エイジング
胎盤から抽出したプラセンタは理想的な抗老化物質と考えられ、アンチエイジング、血流改善、抗酸化作用、新陳代謝の促進、その他滋養強壮、美容などに効果があると言われています。
健康保険は適応されないため自費診療となります。またご希望に応じて血管年齢を測定いての効果判定も行います。

 
下肢静脈瘤とは
下肢静脈瘤とは、立っているときに足の表在静脈に血液が溜まり・血管が蛇行し・瘤(こぶ)のように膨れあがる病気です。下肢の静脈には血液が心臓方向へ流 れるように逆流防止の弁がついています。しかし、この弁が故障すると血液が逆流して下に落ちていき、静脈内の圧が上がって血管が瘤のように膨らんでしまいます。


【下肢静脈瘤の症状】
* 血管拡張、色素沈着、潰瘍形成、皮膚壊死など外見上で目立つ
* 足がむくむ、痛む、だるい、重い、疲れやすい
* 足がつりやすくなる


下肢静脈瘤の治療法について

■保存療法
比較的初期の治療で静脈還流を促進させる目的で行われます。
ウォーキングなどの軽い運動、寝るときに足を挙げた状態にする方法や長時間の立ち仕事を避けたり、弾性ストッキングを着用する方法があります。
しかし保存療法では静脈瘤そのものが治るわけではありませんので、静脈瘤の症状を軽くしたり進行を防ぐための治療として行われます。

■硬化療法
細い静脈瘤や手術後に残った静脈瘤に有効な治療法です。静脈瘤ができた血管の中に硬化剤という薬を注射した後に、弾性ストッキングや弾力包帯で圧迫して血管をつぶしてしまう方法です。
固まった血管は次第に小さくなり消えていきますが、硬化剤を注入した部分にしこりや色素沈着が生じて数か月続く場合があります。
1回の治療に要する時間は約10〜15分で、弾性ストッキングを履いて帰宅します。

高位結紮術
逆流している静脈をしばって血が下に落ちないようにする方法です。
足の付け根や膝横の小切開で日帰り手術が可能ですが、再発率が高くなります。

静脈抜去術(ストリッピング手術)
大腿部やふくらはぎの逆流してる静脈を皮下脂肪の中から抜去する方法で、再発が少ない根本的治療法です。TLA麻酔という特殊な局所麻酔を使用して日帰り手術も可能ですが、現在はレーザー手術が主流となっています。

レーザー手術
逆流している静脈に細いレーザーファイバーを挿入し、静脈の内側をレーザーの熱で焼いて閉塞させてしまう治療です。再発がほとんど無く痛みが少ないこと、傷が目立たないことが特徴であり、ストリ
ッピング手術に代わる治療法として静脈瘤手術のスタンダードとなっています。
当クリニックでは、保険適応となっているbiolitec社製のダイオードレーザー『ELVeS』を使用しております。
elvesレーザー

※下肢静脈瘤の手術は月曜日〜木曜日の15時〜と時間が決まっておりますので、ご注意下さい。
 
治療・手術名 傷の目立ちにくさ 再発防止 痛み
エンドレーザー手術 少ない
ストリッピング手術 ある
高位結紮術手術 少ない
硬化療法 × 少ない
保存療法 × なし
 
動脈硬化とは
心臓から血液を送り出す血管を動脈、心臓に血液を返す血管を静脈といいます。
動脈は、酸素や栄養分を全身のいろいろな臓器に運ぶ重要な役割をしていますが、この機能が上手くいかなくなると動脈硬化症の症状が表れます。
動脈硬化症というのは、本来はしなやかで弾力のある動脈の血管が、加齢により動脈の弾力性が失われて柔軟性がなくなり硬く・厚くなったり、動脈の内側にアテロームと呼ばれる物質などが沈着することによって、血管が細く・狭くなる状態を言います。
動脈硬化は、年齢に伴って進行しますが、タバコを吸う人、特に高脂血症、高血圧症、糖尿病などの病気を持っている人は、進行が速くなり、若年で心臓病や脳血管の病気を発症します。
動脈硬化症が進むと、血管がもろくなって破裂したり、血液を送る事ができなくなり、 脳梗塞、心筋梗塞、脳出血、大動脈瘤の破裂などになる可能性が高まります。