外反足 ガイハンソク

初診に適した診療科目

外反足はどんな病気?

外反足とは、両側または片側の足部が外側に反った状態であることを意味します。足部のアライメントの異常の中の一つであるといえます。外反が軽微なものであれば、日常生活等においては特に問題が生じることがありませんが、外反の度合いが重度である場合は、足部が外販することによって、特定の部位に負担がかかり、腱や靭帯などが炎症を起こすことがあります。

主な症状

外反足の症状とは、まず足の見た目が不自然です。真っ直ぐ立っていますと、足が外側に変形しており、小指が地面についていない場合もあります。この場合は足が体の重みを均一に支える事が出来ないので足が疲れやすくなります。そして一部に集中的に圧力がかかるので部分的に足の皮が硬化します。走る事も苦手になりますので長時間走り続けると痛みも現れます。

主な原因

外反足の原因とは、お腹の中で胎児が足に負担をかける体勢で成長した場合におこります。足に負担をかける事で足の骨が変形してしまうのです。これは生まれつき見られる症状でもありますが、立ち方や常にとる姿勢に異常がある事により誰にでも発症する可能性はあります。常に足に負担をかける靴を長期間履き続ける事でも次第に足の骨は変形します。

主な検査と診断

外反足は足が外側に反り返り、足の指が地面についていない状態を指します。エックス線の照射によって骨の変形の度合いを確認するのが一般的な検査方法です。患者が子供の場合は検査の最中に動くことがあるので、足の裏に塗料を塗って紙に押し当てる簡易的な方法を用います。また、矯正を前提とした検査の場合は専用の器具を併用することもあります。

主な治療方法

外反足である場合は、治療が必要な場合とそうでない場合があります。治療が必要ないごく軽度な場合は、定期的に経過を観察することになります。重度の場合や、実際に痛みなどの症状がみられる場合には積極的な治療を行うことになります。治療法として考えられるのは、アライメントの矯正や、はれや痛み、炎症などを抑えるための薬剤治療などです。