扁平足 ヘンペイソク

初診に適した診療科目

扁平足はどんな病気?

扁平足とは、足の内側のアーチが崩れ、土踏まずがない足のことです。痛みがなければ治す必要はありませんが、歩きにくい、疲れやすいなどといった影響を及ぼします。
その他にも足の裏全体が圧迫され血流が悪くなり、むくみや冷えを引き起こしたり、歩き癖により膝や腰が痛くなったり、外反母趾を招くこともあります。
神経痛など伴う場合は整形外科を受診する必要があります。

主な症状

扁平足を抱えているからといって、必ずしも何か特別な症状が出現するというわけではありません。
痛みなどが表れる場合は、その多くが激しいスポーツや運動などによって、二次的に実現するものだと考えられています。
ただし、特別にスポーツなど行っていない場合でも、長時間歩行したりすることによって、疲労やアキレス腱炎症などが発生する場合があります。

主な原因

扁平足の原因としては、先天的な要因が大きいと言われています。まれに、外傷によるものや炎症によって発症する場合もありますが、数としては少ないと言えるでしょう。
発生するメカニズムとしては、足のアーチを支えている靭帯や筋肉が弱くなってしまうために起こるもので、何かしらの一時的な要素で起こる可能性は低いと言われています。

主な検査と診断

扁平足かどうか調べる検査方法には、どのような方法があるのでしょうか。
この病気かどうかの診断は、外見上の変形(土踏まずがなくなっているなど)から容易に診断することができますが、骨の状態を正確に把握して、この病気の重症度を確認するためには、立った状態で体重をかけてのX線検査が非常に有効的です。

主な治療方法

扁平足の治療法として一番効果的なのが、足の筋力をつけることです。足の指を動かすことが必要なので、足指じゃんけんや足の指を使ったタオルの引っ張り合いなどがおすすめです。
また、矯正インソールやコルセットを使用する治療方法もあります。インソールで足裏の衝撃吸収をしてあげることで治療の効果が期待できます。
痛みがある場合には鎮痛剤を使用し、重症で日常生活に支障があるような場合には手術が行われることもあります。