炎症性乳がんエンショウセイニュウガン

炎症性乳がんはどんな病気?
炎症性乳がんは乳がんの中でも特殊な型のがんで、乳房の皮膚が広範囲で赤く腫れ、皮膚が浮腫むことによって毛穴が目立つようになります。皮膚が厚くなるため乳腺内のしこりを感じにくく乳房全体がかたい塊のようになります。最近では、抗がん剤による化学療法や放射線療法での術前治療からの手術という複合療法を行うことによって、以前に比べ5年生存率は高くなっています。


炎症性乳がんの症状
炎症性乳がんは、胸が赤く腫れ、オレンジの皮の表面のように皮膚が凸凹になった症状をいいます。胸の皮膚下にあるリンパ管に癌ができると、リンパの流れスムーズにいかなくなり、むくみが発生します。その結果、毛穴がへこみ、オレンジの皮の表面のようになります。この状態は、初期段階ではなく、ある程度進行した状態と言えます。胸に赤い腫れを発見した場合は、できるだけ早く、専門医に受診することが大切です。

炎症性乳がんの原因
炎症性乳がんは、閉経年齢が高い人や初潮年齢が低い人、出産・妊娠経験のない人は発症リスクが高いとされています。出産・妊娠経験のない人は、女性ホルモンの一種であるエストロゲンの影響を受けやすくなるためです。その他には生活習慣が原因ともされています。高脂質・高タンパク中心の食生活だったり、アルコールを過剰に摂取する人は発症率を高くしてしまうので、日常の生活習慣にも気をつけなければいけません。

炎症性乳がんの検査と診断
炎症性乳がんの検査方法は、まず病理学的検査です。患部の皮膚の一部を採取して、顕微鏡にて検査します。がんを発症している場合は、皮下のリンパ管にがん細胞が入り込んでいることが確認できます。通常の乳がんの診断に有効なマンモグラフィー検査では、殆ど発見できません。またレントゲン撮影でも発見が困難です。超音波検査などの方法を併用して検査することにより発見することができます。

炎症性乳がんの治療方法
炎症性乳がんの治療法は、手術よりも抗がん剤や放射線療法が使われます。まずは抗がん剤を服用し、腫瘍が縮小するかを観察します。腫瘍が縮小して手術が可能となれば乳房切除の手術が行われ、術後には放射線療法やホルモン療法を行います。逆に抗がん剤でも腫瘍が手術可能とならなかったり、切除に失敗した場合には放射線療法や全身療法を行っていきます。

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