肝不全カンフゼン

肝不全はどんな病気?
肝不全とは肝臓の病気です。肝臓の機能が低下すると、栄養などの物質の代謝や合成が十分に行われなくなります。そのため身体に必要な物質が血液中に供給されなくなる一方で有害物質の排泄や解毒も十分に行われず、血液中に溜まって意識障害や腹水などの症状が起きる病気です。自覚症状はなく、発症すると、てのひらや足の裏などの皮膚が黄色く見えるようになります。


肝不全の症状
肝不全の症状とは、幹細胞の維持ができなくなってしまったために意識障害、黄疸、腹水、消化管出血、出血傾向、腎不全などのことにつながります。このため、このようなことになった場合には、病院に通い治療を受ける必要があります。また、このようになってしまうと最悪の場合は死につながる恐れがあるために、適切な処置を行ってもらう必要があります。

肝不全の原因
肝不全はウイルス性肝炎、肝硬変、アルコールや薬剤による肝障害など、あらゆる肝臓疾患を原因として生ずる状態で、このステージに至るまでに肝臓のかなりの部分が損傷を受けているため、肝機能も大幅に低下します。症状としては黄疸、疲労感や脱力感、食欲不振、腹腔内に水がたまる腹水、肝性脳症がみられるなど、全身の健康状態が著しい悪化傾向を示します。

肝不全の検査と診断
肝不全の主な検査方法は、肝臓の機能を評価するための血液検査です。その中でも、肝機能の主な指標として扱われるのがトランスアミナーゼ(AST、ALT)という肝細胞に多く分布する酵素です。肝臓の働きが低下している場合には、これらの値が上昇します。他にも、血中アンモニア値、ビリルビン値、アルブミン値なども血液検査で測定されます。

肝不全の治療方法
肝不全の治療において、欧米では急性の場合は肝移植が行われるのが一般的です。しかし、日本では肝移植の体制が整っていないので、肝細胞を用いたハイブリッド型バイオ人工肝を利用した肝人工肝補助療法や抗ウイルス薬の使用による治療法が採られています。それによって、以前は20%~30%だった生存率が、60%を超えるようになっています。

肝不全の初診に適した診療科目

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