レイノー病 レイノービョウ

初診に適した診療科目

レイノー病はどんな病気?

レイノー病というのは、普段の生活の中で拡張と収縮を繰り返している動脈に過剰な収縮が起こり、手や足の指先に血液が行きづらくなることで寒気を感じたり、皮膚の色に異常な変化を生じてしまいます。
突発的に指が蒼白になりその後紫色になります。また、しびれや痛みを伴う場合もあります。
この病気は重症化すると指先の潰瘍や変形を引き起こしてしまうことがあります。

主な症状

レイノー病の症状は、指先の肌の色が変化したり、冷たさを感じるというものです。秋から冬の季節にかけてよく見られる病状です。突然指先の色が白っぽくなり、紫色に変化することもあります。数十分の時間の経過によって次第に病状は治まっていきます。
場合によっては、痺れなどを感じる場合もあります。重度の場合であれば、皮膚に変形や潰瘍の病状が表れることもあります。
レイノー病はどの年齢層でも発症する可能性がありますが、特に1530歳代の女性多いとされています。

主な原因

レイノー病の発症する原因は、寒冷の刺激や精神的なストレスによって四肢末梢部の小動脈に発作的な痙攣が起こることによるものです。
しかしなぜ痙攣が起きるのかは不明ですが、交感神経と副交感神経の以上によるものと言われています。場合によっては動脈硬化症、多発性筋炎、シェーグレン症候群などの症状につながったり併発したりすることもあります。
また家族にレイノー病の方がいる場合、発症リスクが高まります。

主な検査と診断

手足の指先の血流が減少した為、冷たい感じがしたり、皮膚が変色する事をレイノー現象と言います。
レイノー現象が認められた場合、医師は病気特定の為に検査方法として、血液検査や血管造影を行い、膠原病等の原因となる疾患を除外しながら検査を行います。検査はこの他にも、冷水誘発試験・指尖容積脈波・サーモグラフィーを行う事もあります。
最終的に左右対称に皮膚の色調が変化して、他に疑う疾患が無ければ、レイノー病と診断されます。

主な治療方法

レイノー病の対策として、良い治療法というのは、一言で言えば、体をいたわり、発作を起こらないようにすることです。
体をいたわるということは、体を寒さから守るために防寒対策を十分にとり、タバコは体に悪いので一切の禁煙をし、睡眠も体が必要な分だけきちんととる、ということです。
また、薬物投与の方法もあります。