収縮不全 シュウシュクフゼン

初診に適した診療科目

収縮不全はどんな病気?

心臓の筋肉である心筋が収縮することにより、全身に血液が送り出されているのですが、この筋力の低下などにより心筋の収縮不全が起こることによって、これが心不全の原因となります。拡張不全のように入院するような重症なものではなく、循環器科内科で診てもらうことが可能です。心筋が弱ると身体の他の筋肉も弱り、腎臓の働きも弱くなるので医師の指導に従い生活を改善することが必要です。

主な症状

収縮不全とは心不全のことです。心不全には拡張不全とこの収縮不全があり、多くの方が想像するのは後者の収縮不全でしょう。心不全の検査で左室駆出率(EF)を測定します。このEFが基準値を下回っているのがこの症状です。これは心不全の60%といわれています。残りの40%がEF基準値以上、もしくは40ー50くらいと比較的EFが保たれている状態です

主な原因

収縮不全は、弁膜症や心筋炎などの心筋症が続く病気が原因で、心筋梗塞を起こし、左室の収縮力が低下し、拡張気圧が上昇することで、収縮の低下が進むことで起こります。また、この病気は、糖尿病患者や高齢者、女性にもなりやすいです。また、心臓に疾患がある方もこの病気になりやすいですので、気を付けなくてはなりません。収縮不全は、虚血性心疾患が原因で起こる事が最も多いです。

主な検査と診断

収縮不全の検査方法は、心臓の収縮不全の状態を調べる場合には、心臓のエコー検査を行い、心電図を取ることでわかります。また、産後の子宮の経過の具合を診て、子宮の収縮不全の場合の検査方法は、医師によっての内診することでわかります。大体、赤ちゃんに母乳を与えていくうちに収縮していくので、日にちをおいて再び検査をすることで、改善されているかどうかわかります。

主な治療方法

収縮不全の治療法は循環器専門医に診てもらうことで治療していきます。初期段階の治療法では薬を投与することで血管に流れる血液を整えたり利尿効果を高めて体内に不要な尿を残さないようにするなどの処置があります。収縮不全は発見が早ければ薬だけでも改善させることができますから収縮不全の場合による治療法は心臓の働きを正常に保つようにすることです。