光線性口唇炎 コウセンセイコウシンエン

初診に適した診療科目

光線性口唇炎はどんな病気?

光線性口唇炎は口唇炎の一種で、日光にあたったことが原因で生じる、かさつきや亀裂・腫脹・水疱・びらんなどの症状を指します。口唇部に痛みやかゆみといった自覚症状があらわれます。
細菌に感染すると痛みや腫れが強くなり、腫れた部分から膿がでる場合もあります。
治療は、グリセリンやほう酸が含有された軟膏やステロイド軟膏を塗布します。
悪化している場合は、抗生物質や抗ヒスタミン剤などの服用も併用します。

主な症状

光線性口唇炎にかかると、主に下口唇が赤く腫れ、その部分が膨張したり、水疱となったりします。また膨張や水疱とならなかった場合には、ひび割れを起こしたり、かさかさと乾燥したりする症状もみられます。
水疱や乾燥による痒みの誘発や、それが破れたときの痛みも、光線性口唇炎の症状のひとつです。
ヒリヒリとした痛みが続くこともあり、苦痛を感じます。

主な原因

光線性口唇炎のおもな原因にはライフスタイルの要因や紫外線による影響、ストレスなどが挙げられます。不規則な食生活や不十分な睡眠などが続くことが症状の悪化につながっているケースがあります。
極度のストレスも光線性口唇炎の原因と考えられていて症状の悪化にもつながります。
太陽の光などに含まれる紫外線を多量に浴びることも光線性口唇炎の原因になります。

主な検査と診断

光線性口唇炎の検査方法は専門医による目視での診察と患者への問診が主な方法になります。
唇の周りを中心に場合によっては口腔内も検査対象になります。問診では症状がいつ頃から出始めたのか、アレルギーの有無、過去の病歴などをカウンセリング方式で行っていきます。
またそのほかにも部位にも何らかの症状が出て無いかを注意深く観察していきます。

主な治療方法

光線性口唇炎の主な治療法は、薬物療法が一般的です。この疾患は患部をこすらずに、清潔に保つ事を心掛け、自然に完治する事を待つこともできます。
しかしながら、乾燥し症状が悪化しそうな場合は、乾燥防止の薬剤を塗ります。
又、光線性口唇炎で特定の細菌が症状の悪化の原因になっている場合は、抗ウイルス性の薬剤も有効で、抗生剤を含んだ薬を塗る事が必要です。