悪性上衣腫アクセイウワギシュ

悪性上衣腫はどんな病気?
上衣腫とは、神経膠腫(グリオーマ)の一種で、脳室壁を構成する上衣細胞由来の腫瘍です。大脳半球・脳室に好発しますが、特に第四脳室に発生するものが多くなっています。10歳未満の小児に好発し、症状としては頭痛や嘔吐が見られます。悪性上衣腫は上衣腫全体の約25%を占めており、手術で全摘出を目指し、残存腫瘍には放射線療法を行います。予後としては5年生存率72.3%です。


悪性上衣腫の症状
悪性上衣腫の症状は多岐にわたり、患者の年齢や腫瘍の位置によって異なります。腫瘍の主な発生場所は2箇所あり、1つ目の大脳半球では、頻繁な頭痛や嘔吐などの他に、手足の麻痺や失語症、視野欠損など大脳半球特有のいずれかの機能障害が起こります。2つ目の第4脳室では、複数の機能障害が同時に起こり、顔面神経麻痺や眼球の運動障害、食べ物を飲み込めなくなる、といった症状が見られます。

悪性上衣腫の原因
悪性上衣腫の癌の一種で主な原因は分かっていません。脳にできるもと脊髄にできるものとに大別され、ほかの癌と一緒で細胞の突然変異や遺伝子異常、遺伝的要因や煙草やアルコールなどの摂取によるもの環境要因によって引き起こされるものなどさまざまな要因から発症するものであると言われています。またほかの部位の癌の転移によって悪性上衣腫になる場合もあります。

悪性上衣腫の検査と診断
悪性上衣腫の検査方法のうち脳にできる悪性上衣腫の場合はレントゲンによる検査やCTスキャンを使った検査を行うことが一般的です。レントゲンやCTスキャンなどの検査でも把握が難しい場合、脳内に数か所穴をあけてそこからマイクロスコープなどのカメラを入れて直接脳内の状態を見る場合もあります。そのほかには超音波検査などを用いて患部を特定する方法もあります。

悪性上衣腫の治療方法
基本的な悪性上衣腫の治療法としては手術があります。この疾患は手術による摘出が必要で、放射線を照射する治療が組み合わされることが多くなります。この悪性上衣腫の手術は、腫瘍を完全に摘出することが必要となる為に、より精度の高い手術のため、顕微鏡が用いられ処置が行われることになります。又、近年ではコンピューター制御の医療用のシステムが活用され、手術が行われるようになってきています。

悪性上衣腫の初診に適した診療科目

悪性上衣腫の専門外来

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