脳悪性腫瘍 ノウアクセイシュヨウ

脳悪性腫瘍はどんな病気?

脳悪性腫瘍は非常に危険度が高い病気で、脳腫瘍には100種類の区分がありますがその中でも極めて進行が早いグリオブラストーマという脳腫瘍が最も悪性度が高いものです。脳悪性腫瘍は、腫瘍が急速に広がって脳を圧迫するため、頭蓋骨の中の圧が急激に上昇してしまいます。そのため強い頭痛や吐き気を生じたり、症状がひどくなると意識障害を引き起こしてしまう場合もあります。

主な症状

脳悪性腫瘍とは、脳腫瘍の中でも悪性なもので、他の部位のがんに相当するものです。悪性腫瘍の場合進行が早く、症状がでやすいことが特徴とされています。その症状は、頭重・頭痛、吐き気・嘔吐、うっ血乳頭で、これらは脳腫瘍の三主徴と呼ばれます。脳腫瘍の発生した箇所によってはけいれん等の発作がおこり、進行についれて呼吸や意識の障害が現れます。

主な原因

脳悪性腫瘍を促進させる危険因子として、子供や高齢者、遺伝子の変異、化学物質や放射線、過度のストレス、喫煙などが原因として挙げられています。また、最近では、パソコンや携帯電話の電磁波に長時間接していると、脳腫瘍の発生に影響があるのではないかと言われています。しかし、それらはいまだ研究段階であり、因果関係はまだはっきりとはしていません。

主な検査と診断

脳悪性腫瘍の検査方法は造影MRIによるものが一般的です。脳腫瘍発見を目的としないMRI検査時に発見されたあとに、本格的にMRIによって検査をします。現在のMRIは精度が高くなっており、細かい腫瘍を発見することが出来るようになっています。単純なCT検査でも、腫瘍の存在を発見することは出来ますが、詳細な情報を得るためには、MRI検査が必須となります。

主な治療方法

脳悪性腫瘍の治療法は、手術と放射能療法などを合わせて行う場合が多いです。ケースによっては化学療法も取り入れる必要があり、完治できるかどうかはケースによって異なります。従来に比べると、脳悪性腫瘍を治療できる可能性は高くはなっています。ちなみに、養子免疫療法、ミサイル療法などを取り入れて治療するといった医療施設もあります。