外耳道がん ガイジドウガン

初診に適した診療科目

外耳道がんはどんな病気?

外耳道がんは主に耳輪にできるがんで、耳かきで耳を多く掻く習慣のある人発生しやすいといわれています。悪性腫瘍が多いため注意が必要な病気です。症状は耳の痛みや難聴、めまいを伴うこともしばしばあります。腫瘍が大きくなると顔面神経の麻痺であったり味覚障害が生じたりします。異常を感じたらMRI検査やCT検査での検査が重要になります。

主な症状

外耳道がんとは、耳の外耳に腫瘍ができ発生したがんのことをいいます。その症状としては、耳漏れ、耳出血、めまいなどが挙げられます。これらに対しての抗生物質による治療が効かない場合、またその炎症、軟磁性中耳炎の併発が起こった場合、悪性腫瘍が疑われます。さらに進展すると、顔面神経麻痺などの症状を伴うようになるため、早めの診察、治療が重要となります。

主な原因

外耳道がんは、火傷や凍傷、角化症、ケロイドなどが原因で悪化し、発症する場合が多いです。慢性中耳炎が長期化してがんを引き起こす原因となることもあります。他にも、長期的な耳垂れや肉芽と呼ばれるできものが原因になる場合もあるため注意が必要です。また最近では、耳介は露出しているため、日光による紫外線が発症の要因ではないかと考えられています。

主な検査と診断

外耳道がんの検査方法では、基本的に視診を行うことが多いです。また、外耳道の状態や中耳の耳小骨の状態を確認するために、X線検査やCTによる撮影で検査を行う場合があります。X線検査では、単純X線検査や断層X線検査などがあります。聴力を失っていないか確認するために、聴力検査や聴性脳幹反応の検査を行う場合もあります。これらの検査によって手術の有無を決定します。

主な治療方法

外耳道がんはがんの一種なので、進行の度合いによって治療法は変わります。初期段階としての外耳道がんの治療法は、手術による外耳にできている部分のがんの切除を行います。臓器のがんと同じように進行の度合いによっては、転移している恐れもあるので、がんが進行している場合は他の臓器のがんの検診を行って、主に放射線の放射による治療を行います。