肺野型肺がん ハイノガタハイガン

肺野型肺がんはどんな病気?

肺野型肺がんの特徴は、一般の肺がんとは違って自覚症状がない事です。肺野型肺がんとして起こる時の感覚神経がないために、進行に気付かないで病状が進行していく事が特徴です。病状が進行した時に他の肺などの細胞に転移して、せきや血痰などの症状が急激に起こって、急激による呼吸困難などの症状もあわせて起こって来る特徴を持っています。

主な症状

肺野型肺がんは、肺の奥の方の肺野末梢の細気管支や肺胞などに発生するがんで、肺野部には感覚神経がほとんどないため、自覚的な初期症状はほとんどありません。激しい咳や息切れ、胸の痛みや血痰、食欲不振、声が枯れるなどの風邪に似た症状が現れた時には、すでにがんが転移しており厄介となる可能性の高いがんです。肺野型肺がんは定期的な検診で初期段階で発見することが重要です。

主な原因

肺野型肺がんの原因はまだはっきりとは特定されていませんが、肺がんと関係の深い危険因子を挙げることは出来ます。喫煙者は非喫煙者の約5倍の肺がん罹患率を有しており、喫煙開始時期が若いほどその確率は高くなり、19歳以下で喫煙を開始した場合の肺がん標準化死亡率は100%を越えます。また、喫煙指数と呼ばれる1日の喫煙本数×喫煙年数が高いほど、肺がん罹患率が高い傾向にあります。

主な検査と診断

肺野型肺がんの検査方法は、胸部レントゲン検査と低線量CTスキャンによるものが一般的です。非高危険群に対してはレントゲン検査のみですが、年間の喫煙本数が400以上の高危険群に対しては、胸部レントゲン検査と並行して、喀痰細胞診断を行います。CTは、レントゲンよりも、より小さな陰影を検出できるため、最近では肺がん検診に低線量CTスキャンを用いるケースが増えています。

主な治療方法

肺野型肺がんの基本となる治療法は、外科療法や放射線を用いた治療、抗がん剤を使用する治療などがあります。その中でも外科的な治療は、肺がんの進行が早期の場合に行われるもので、基本的に病巣の切除が行われるものです。この手術では、がんに侵食されている肺の部位のみを厳選して切除し、がんの進行の度合いに応じて、リンパ節のみを切除する手術もあります。