成長期脱毛症

初診に適した診療科目

成長期脱毛症はどんな病気?

成長期脱毛症は、ストレスなどで成長期の時期に毛の成長が止まってしまう現象を言います。主に起きるのは円形脱毛症で、一部の髪が円形に抜け落ちる症状が出ます。成長期は多感な時期の為、ストレスをなるべく緩和し自然治癒を待てばまた生えてくることがほとんどですが、脱毛部分が拡大する等、症状がひどくなる場合は専門医にかかる必要があります。

主な症状

脱毛症の種類は、大きく分けて2つのものがあります。休止期脱毛症と、成長期脱毛症です。後者の成長期脱毛症の症状というのは、髪が成長途中で抜けてしまうというものです。これは、円形脱毛症などの代表される脱毛症で、原因として、ストレスなどがあげられます。より一般的な円形脱毛症の症状は、老若男女を問わず多くの患者が確認されています。

主な原因

抗がん剤の使用が原因となり、その副作用で毛周期の内の成長期の毛髪がダメージを受けるので、毛が成長せずに短いまま抜け落ちてしまう、成長期脱毛症が起こります。また、栄養が失調していると、毛髪を成長させることが出来なくなるため、これも成長期脱毛症の原因となります。精神的に強いショックを受けたりすることで、血行が悪くなることで発症することもあります。

主な検査と診断

成長期脱毛症の検査方法はいくつかあります。まず、頭皮や毛穴の状態を確認するために触診や視診をします。その後、毛髪を数本ゆっくりと引き抜き、顕微鏡で毛幹を調べていきます。何かの病気や感染症の徴候、ホルモンの異常などが見つかった場合には、その病気を特定するために血液検査をします。他に、頭部から小さく皮膚組織を採取し、組織検査を行う場合もあります。

主な治療方法

成長期脱毛症の治療法は、低栄養状態の時には栄養素の補充を行ったり、栄養バランスを考えた食生活の改善を行う方法と、甲状腺機能に異常があるような時には、甲状腺疾患の治療を行う方法があります。それ以外の消化器系の疾患が原因の栄養素不足の時には、基礎となる疾患の治療を行って行くとともに、消化吸収に配慮した食事治療を行って治療していきます。