漿液性唾液
漿液性唾液はどんな病気?
人が空腹の状態の時に食べ物を見たり、それを口にいれ咀嚼をする際に分泌される唾液のことを漿液性唾液といいます。この漿液性唾液はサラサラとして粘り気はありません。食べ物に水分をあたえることにより咀嚼をしやすくする働きがあり、飲みこむ際にも食道へスムーズに送ることができるのです。
漿液性唾液にはプチアリンという消化酵素が多く含まれています。
主な症状
漿液性唾液とは膵液の状態の一種であり、体調が正常な状態でなくなると膵液の量が減少する場合があります。ドライマウスとも呼ばれ、膵液の量が著しく減少すると虫歯や歯周病の原因となります。
膵液の状態は粘液がさらさらの状態の漿液性と粘り気のある粘液性の状態の二つに大きく分類され、前者の状態は口の中が粘ついたり、泡がたまったりする症状が出ます。
主な原因
漿液性唾液が分泌される原因は、副交感神経の働きによります。身体がよく温まっていると副交感神経が優位に働くので、スポーツをするなどして、意識的に身体を温めることが漿液性唾液がよく分泌される原因に繋がります。リラックスしていることも原因になるので、気のおけない仲間同士や家族で楽しく食事をすることが漿液性唾液を多く分泌させます。
主な検査と診断
漿液性唾液とは主に神経系の刺激によって、主に耳下腺から分泌されるといわれています。成分は、水やたんぱく質が主で比較的量が多く、サラサラしているのが特徴です。なので、検査方法は指で触ることです。サラサラしている場合は漿液性唾液ですが、量が少なくネバネバしている場合は粘液性唾液です。
特に気にする必要があるものでもないですが、心配な場合は専門医に相談をしましょう。
主な治療方法
漿液性唾液の治療法は歯から来ている場合には歯周病の場合もありますから歯科医で治療を行います。神経から来ているものであれば副交感神経を治療してもらえる専門の病院に行き副交感神経を正常に保つように治療をします。
漿液性唾液の神経系統の病気であればストレスをなくすように努めることで自律神経を調和させて治療に役立てることができます。