男性更年期障害 ダンセイコウネンキショウガイ

初診に適した診療科目

男性更年期障害はどんな病気?

男性更年期障害は、女性と同じような症状が出ます。火照りや動悸などが血管運動神経症状として出たり、精神神経症状としては、めまいや頭痛、呼吸困難、不安感などがあります。運動器官症状としては、肩こりや筋肉痛、関節痛などが起こります。倦怠感が全身症状として起こることもあります。また、性欲の低下や勃起不全になったりと性機能にも影響が出ます。

主な症状

近年メディアなどでも取り上げられるようになってきた男性更年期障害ですが、女性の場合と同じくホットフラッシュや異常発汗、抑鬱などの精神的なもの、自律神経失調症状などが起こります。男性特有のものとしては、筋力の低下や仕事に対する意欲の低下が見られます。近年では認知が広まってきたことから専門医がいる医療機関やお近くの泌尿器科で治療を行うことができるようになりつつあります。

主な原因

男性更年期障害の原因としては、女性と同様にホルモンバランスの乱れが挙げられます。精巣ホルモンのテストステロンの分泌が加齢によって低下することが障害を引き起こす最大の要因であるとされています。また、職場の人間関係や家族関係といったことからのストレス、不安や焦りといった精神症状、体調の変化なども障害を引き起こす要因の一つとなります。

主な検査と診断

男性更年期障害の検査方法は、病院の医師による問診にて、更年期障害特有の症状がみられるかのチェックを行い、血液検査にて血液中のテストステロンという男性ホルモンの濃度の測定を行います。また、黄体化ホルモンやプロラクチンなどのホルモンの値も参考になります。問診結果と血液検査が診断の決め手となります。病院は泌尿器科ですが、更年期障害外来のある大学病院があれば最適です。

主な治療方法

男性更年期障害とは、主に40代後半から60代の男性に起こりやすく、心理的ストレスの要因が複雑に絡み合い、不安や苛々のような精神症状から、発汗やめまいといった身体症状がみられます。治療法は男性ホルモン補充療法が挙げられます。血液検査により、男性ホルモンの減少が原因であることが判明すれば投与されます。また、カウンセリングや抗うつ薬も使用されます。