書痙 ショケイ

初診に適した診療科目

書痙はどんな病気?

書痙とは、文字を書こうとする際、または文字を書いている最中に、手の震えや手の痛みが発生し、文字を書く事が困難となる病気の事です。緊張しやすい人に発症されやすいとされていて、特に速記者、代書者、文筆者、教師など、文字を書くことを仕事にしている人に発症者が多く、職業病とも言われています。治療法については神経内科での薬物(不安剤)服用や自律訓練法が一般的とされています。

主な症状

書痙の症状は、主に不安障害による手などの震えです。字を書こうとすると手が痙攣してしまうということにちなんでこの名前がつけられていますが、手に限らず様々な症例が見られます。具体例としては、人と話しているときに手や声が震えてしまう、手が震えて料理ができない、大勢の人の前で話すときに顔がピクピクと動いてしまう、などが挙げられます。

主な原因

高所から落下して手をついたりしたこと、またはハンドルを強く握りすぎる、ハンドルを握ったまま衝突事故を起こしたためにてのひらの筋肉が固まってしまうなど、強いショックが肩まで到達することが原因で、書痙が起きます。しかしこのような身体的な要因はレアケースで、多くは精神的な要因(あがり症、極度の緊張、何か文字を書くことに極度の劣等感があるなど)多いです。

主な検査と診断

書痙の検査方法は、手を押さえないと震えてしまって文字が書けないなどの自覚症状が現れた時に今までと違うと違和感を感じた時になるでしょう。その病気であるかどうかは実際には、内科の医師や、神経科の医師に診察をうけて症状を認定してもらう事でしょう。その上で体の他の部位についても異常がないか等、精密検査を受ける事になるでしょう。

主な治療方法

書痙に有効な治療法についての記述です。これは、神経に関する病気で、異常をきたした神経を治療するというのは長い期間がかかります。確かに、森田療法や認知行動療法、自律訓練法等の方法を用いることにより治療することができることは知られていますが、個々人の体質及び性質との相性の問題もあります。自分に合うやり方をまず模索しなければいけません。