文節型白斑 ブンセツガタシラフ

初診に適した診療科目

文節型白斑はどんな病気?

文節型白斑とは、後天性に生じる境界明瞭な脱色素性の白斑を呈する疾患である尋常性白斑の一種です。簡単に言うと、肌の色が白くなり、色が抜けてくる症状のことです。尋常性白斑は「白なまず」とも呼ばれます。分節型白斑の特徴は、若年層に生じ、一定の皮膚分節内に急速に拡大した後、固定されることです。この疾患の原因として、局所自律神経、特に交感神経の異常が挙げられます。

主な症状

文節型白斑は尋常性白斑の一種で幼児や若年層に多く発症します。その症状は白斑が皮膚文節内に急速に拡大するパターンと体全体に及ぶ非文節系白斑があります。通常は一つの皮膚文節に発生しますが複数の文節に発生することもあり、幼児期に発生したものは思春期を経過すると減少していく傾向にあります。合併症で白毛やサットン白斑を併発する事があります。

主な原因

文節型白斑の原因は、皮膚のいちばん外側にある表皮の中にあるメラニン色素を生成する細胞が消失してしまうことにあります。分節型の場合には、この細胞の消失が体の左右の片方にだけ起こります。原因はまだ明らかになってはいませんが、神経の異常や活性酸素を排除するための機能が低下することにより色素細胞が壊れてしまうといった説が有力です。

主な検査と診断

文節型白斑の検査方法は基本的に視診で行えるため皮膚科に行った後は診てもらうだけで終わります。他の似たような病気などでも同じなのでかなり分かりやすい部類の病気と言えます。基本的には無害ですので、そこまで気にする必要はありませんが、日数がたつと斑点が増えるので見た目にも悪影響を及ぼすようになります。気にならないところなら気にする必要はありません。

主な治療方法

文節型白斑は白斑の一種であり若年層によく現れる症状です。白斑が発症すると皮膚文節内に急速に拡販し、そのまま沈着します。全身に白斑が広がる非文節の白斑の症状も有ります。治療法はステロイドやタクロシムスの服用や、ナローバンドUVS照射が効果的です。決して治らない症状では無いので根気よく治療を続けていくことが不可欠といえます。