びまん性表層角膜炎 ビマンセイヒョウソウカクマクエン

初診に適した診療科目

びまん性表層角膜炎はどんな病気?

びまん性表層角膜炎は、角膜の表面にある上皮に浅い傷が出来たために起こる病気です。傷は浅いものの、知覚が敏感であるために充血などの症状を引き起こします。原因としては、外からの刺激やアレルギー、あるいは体の他の疾患によって生じます。原因となる物質や疾患を取り除くことによって、この角膜に表れる症状を治める事ができるようになります。

主な症状

びまん性表層角膜炎の症状として挙げられているのは著しい充血です。角膜に擦り傷のような状態が形成されますが、それと同時に充血が始まります。また、充血とともに異物感を感じることもあり、目の中がごろごろとした状態になる患者も見受けられます。どのような状態でも、非常に鋭い痛みを感じるケースが大半を占め、痛みが継続的に続きます。

主な原因

びまん性表層角膜炎の原因は、角膜に傷がついてしまうことです。コンタクトレンズをつけ外しする際には多少目に傷がつきますが、通常は一日もたてば回復します。しかし、長時間つけっ放しにしていたり、レンズに汚れがついていたりすると角膜に十分な酸素が行き渡らなくなってしまい、自然には回復が難しいほどの傷がついてこのような症状がでてしまいます。

主な検査と診断

びまん性表層角膜炎の検査方法としては、まずは医師の診断が非常に重要となっています。目の病気というものは、中々検査が難しくなっています。血液検査といったようもので分からない場合が多いので、その点には注意しておく必要があります。医師がしっかりと診断をすることによって、判断することが出来る病気となっていますので、注意する必要があります。

主な治療方法

びまん性表層角膜炎の治療法は、コンタクトレンズなどの外的刺激によるもの、アレルギー性結膜炎などの目の病気、糖尿病などの体の病気など、原因となる疾患によって異なるので、それぞれの原因に合わせた治療薬を使用します。原因治療を行うほかに、角膜保護材や、感染予防のための抗生物質の点眼を行います。原因となる疾患さえきちんと取り除くことができれば、通常は数日で治ります。